アニメファン内で評価が爆上がりしたのが「劇場版 空の境界」シリーズやTVアニメ「Fate/Zero」(2011年)で、とにかく美麗な絵がぬるぬる動く。構図や演出も凝っていて、撮影の技術力が高い。グロス請けをしないからクオリティコントロールが効いてて「特定の話数だけ作画崩壊」みたいなのがない。確か単位時間あたりの原画の枚数が他の制作会社の作品と比べて桁違いだとかいう話だった気がする。
オタク界隈ではこの社長と奥さんの銭ゲバっぷりが評判悪かったのだが、グッズや関連イベントの売り上げが直接スタジオに入らない業界の風習のせいでアニメーターの待遇が改善されなかったりという問題があったのを、自社でカフェ経営やイベント主催してグッズも売ってまるごと懐に入れることで古き悪きアニメ業界に一石を投じたスタジオでもある。
2010年代後半、「鬼滅の刃」のアニメ化を担当すると発表したことで(空の境界以降ほぼTYPE-MOON専用アニメスタジオみたいになっていたのに、同時期に「刀剣乱舞 活撃」のアニメも請け負っており急に多角化しだした)一般視聴者にも爆発的に知名度が高まった。
他にも優れたスタジオはたくさんあるが(京アニとか)、こと「綺麗で動く」という物差しで、CGを効果的に使いつつ作画の物量と品質で全体として見映えのする(ウェルメイドな)アニメーションにするという点ではUnfotableが到達点ではないかと思う。
Tags: anime
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