モテキ

金曜日, 06. 4. 2010  –  Category: Featured, Review

モテキ(4) <完> (イブニングKC) モテキ(4) <完> (イブニングKC)

講談社 2010-05-21
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iwmtから借りたモテキ4巻を読み終わったよ。

iwmtは4巻を貸してくれるときに「4巻はホントぐだぐだだから!3巻まではアレだったけど、ほんと、4巻はアレだから、グダグダだけど!」としつこく言っていたんだが、iwmt、物語ってのは始めるときよりも終わるときの、終わらせるときのほうが難しい。世の中にある物語の大半のラストはグダグダだ。そして人生も然り。

まあ、アレだな、iwmt的にはあの男子の描かれ方に対して、生物学的男子としての忸怩たる思い(棒読み)があったのだろうなと推測はできるのだが、psi的にはまあ、こんなもんじゃね? という気もする。
確かに、土井亜紀から「別れた方がいいと思うの」メールが来たあたりからは素人目からみてもやっつけ感が満載で、gdgdといいたいiwmtの気持ちはよくわかるのだが、田舎に帰ってgdgdしている幸世もまあこんなもんだよねと思うし、島田の造形はむしろ良く出来ていると思う。
逆に作者が女性なのになんで女性キャラがこんなに(マンガとして)ダメなのか良くわからん。
どの女も言っていることは頭ではよく理解できる。うん確かにねと思う。だけど全然親近感も沸かないし共感もしないし心動かされもしない。かろうじて林田さんは全然境遇的にかぶらないけどまあそうなるかもねと、自分がその境遇だったらそうなるかもなぁとは思う。
おそらくは書いている人が女性だからこその自意識の弊害なのかもなあと思うし、ということはむしろその共感できなくなっている部分の差異こそが作者の自意識であり、生物学的に女である部分なのかもしれない。そういう意味で言うと、そこがマジで女のリアルなのだ。そこまで含めてしまえば、これはリアルなマンガであると、そう評価したい。

まあ、オレはもう誰かが車出してくれて苗プリに部屋も取ってくれてとかじゃないとフジロック行く元気はないけどね。

#ちなみにiwmtに3巻までの感想を求められたとき、「『死にたい死にたい死にたいって繰り返して言うと後半言葉の意味が形骸化してくる』ってのはみんなやるんだなと思った」と言ったら「やっぱそれ思った!?オレも、オレも!」と凄い意気投合した。みんなやるらしい。

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