psiの魂に安らぎあれ
月曜日, 09. 14. 2009 – Category: Review
また対談形式にする時間がない。
アンブロークン・アロー
アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風
早川書房 2009-07 |
このままだと深井零が新世界の神になってしまう。。。なんだろう、「新世界の神」という単語だけで失笑を誘ってしまうこの世の中。デスノの功罪恐るべし。
もちろん、神林先生は硬派SFの権化ですから、デスノネタで受け狙いなんてしないですよ。素なんですよ。「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ7話で長門が「膚の下」読んでてびっくりしましたけども。でも長門は宇宙人…ってことは統合思念体ってジャムのことだったの?! ヒューマノイドインターフェースってことは、長門はアートルーパーじゃなくてジャム人間!?
膚(はだえ)の下
早川書房 2004-04-23 |
まあ、いいや。
「グッドラック」でロンバート大佐がクーデターを起こしてもなお、「ジャムとは結局何なのか?」については一向に見えてこなかったのですが、本作ではロンバート大佐が急にラスボスっぽさを発揮して、「ジャムとはなにか?」についてのガイド役を果たしています。
「グッドラック」から本作までの間に「膚の下」があり、そこでアートルーパーの自我の獲得についての思索があったわけですが、本作はもはや小説の域を超え、「膚の下」を踏まえた上での長大な思考実験といった趣。
「ジャムとは何か?」へ到る道が、「自我とは何か?」とほとんど同じ経路をたどる以上、自我を何に恃むのか、すなわち神とは何か、という話から逃れられなくなっている。幸い、深井零が日本人であるという設定上、安易に神という存在も結論もそこにはない。
次回作あたり結論がでるのかしら。楽しみです。
戦闘妖精雪風のアニメ化はいったん完了してしまいましたが、本作をこそアニメ化してほしい。
「ジャム機でもあり、雪風でもある状態」や、「雪風が偏在する状態」、「雪風のストーリーを構成させられている登場人物たち」というものを、視覚的に表現されている状態で見てみたい。
それは一種の不確定性を潰す行為なのだろうとは思うけれども、あのアニメスタッフならば、(神林先生の表現意図と一致するかは置いておいて)アニメとしての別の可能性を見せてくれるような気がする。
ただ、あれだな。堺雅人と中田譲治は降板でいいや。あの二人が喋るとホモホモしいし、クーデター後のブッカーと零にしては内向的すぎる感じがする。まあ、中田譲治は演技でカバーしてくれる気がするけど、堺雅人は戦闘シーンのセリフとか、いまいち軍隊っぽさが出なそう。
2009/09/12 FARRAH @O-NEST Shibuya
Farrah ファラー FABTONE RECORDS 2009-07-08 |
アングロサクソンの男前は「もっさり→セクシー→ハゲ」というハイプカーブを描くのですが、デビュー当時は一体どこの田舎から出てきたのかという純朴風情だったJezは男前に熟しまくって「過度な期待」を通り過ぎたハゲへの坂道の途中にいる感じです。坂道の途中でも普通にモテそうな風情です。その上性格は以前と変わらずさわやか好青年なのでモテモテです。
そして新規加入のミシェルがカワイイ。男の客が半数くらいいたのですが、彼らも満足に違いない。この子も若干パンク入ったルックスなのに性格が非常に丁寧で真面目でいい子。声もかわいい。二人ともMCを日本人にもわかりやすい英語(日本語混じり)で丁寧にしゃべってくれる。
煽りが多いのがちょっと困るけど、こいつらなら許せる。
選曲も最近の曲から昔の曲までまんべんなく。Terryとtired of apologizingをやってくれたので満足。 I wanna be your boyfriendとかLiving for the weekendとかもやって欲しかったが、そんな昔の曲ばかりやるわけにもいかないしな。Date On TVも盛り上がった。
前座のバンドはボーカルも曲も良かったけどもう一声ひねりがほしい感じ。
行き道途中の恵比寿でayaさんに遭遇してご尊顔を拝すことができてラッキーでした。相変わらず仕事帰りとは思えない完璧なメイクとファッション。
片やpsiは汗臭い格好の上に帰りFIGLIでメシ食って帰るつもりがワイン飲みすぎて吾妻橋ダンスクロッシング行けないどころか会社の資料も手をつけられず。ダメっ子。。。