我が麗しの京都(1)

火曜日, 08. 25. 2009  –  Category: ネタ, 日常

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夏休みやし、京都に顔出そかと思てんけど、挫折した。この時期死ぬほど暑いしな
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いつになったらスイーツ話完結すんねんて怒られるえ
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せやけど、ちょっと語らして。zeroさんが京都弁でブログ書いたはって前からやりたかってん
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よう考えたら、頭ん中で考えるとき京都弁やのに、文章にしたら東京弁になってる言うのがそもそもおかしかってんやんか
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そら前から分かっててんけど、うちホンマの京都弁よう喋られへんし
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ホンマの京都弁言うのがどないかもようわかってへんしな
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そやねん。psiが三十年の人生のうち家にいる時間ずっと京都弁喋ってんのに分からへんもんをその辺の田舎もんが分かるわけあれへんのに『京都弁の女の子に萌える』とか言うてるオッサンらホンマ腹立つわ
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どうせネイティブの京都弁もpsiの京都弁も区別つかへんくせにな。psiの京都弁で萌えとけどアホ思うわ
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あと、psiの喋る京都弁て中途半端で文字で表記しづらいねん。「できひん」と「でけへん」の中間くらいで発音するやろ
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そやな。基本、耳コピやから、文字でどう表記するか知らんねん
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せやけど、ネイティブの人にも「違和感無い」てお墨付きどすえ
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うわ、わざとらし。それ、完全に京都の人がわざと東京弁で喋る時のノリやろ
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「~どす」とか観光地の店員か、奥様のよそいき言葉やんな。あんなん皆しゃべったはると思てんのちゃう、東京の人は
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ポッと出の東京もんが「~どす」なんて使たらいくら発音完璧でも大顰蹙やで
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「やで」って言うたら怒られんで
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自分かて「で」とかいうてるやん
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タクシーの運ちゃんかて全然対応ちゃうえ。京都弁で話すときと東京弁で話すときと
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東京弁で話したら基本お客さん扱いやからな。京都の人やったらようしいひん様な品ないことでもしてくれはって全然構しまへんえ、お金さえ払てくれはったらよろしゅおす、みたいなモードやな
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これは東京の人も知ったはると思うけど、ホンマに京都の人のプライドて高いねん。「関西の人ですか」聞いたら「いいえ、京都出身です」て言わはるえ
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大阪やら奈良やらと一緒にせんとってみたいな府民性やんな。アメリカかて青二才扱いや
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「たかがでけて200年やそこらのポッと出が何言うてはりますのんアホらしこちとら1200年どすえ」みたいなな。あんたが京都造ったんちゃうやん!
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今も別にもう首都やないしな。何勝手にカウントしてんねん
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せやから、難しいねん。ホンマの京都弁喋られへんうちは「京都人でござい」みたいな顔したら「田舎もんが無理して品ない」て馬鹿にされるし、かといって東京弁喋ったら「さすが東京の人は垢ぬけてはるわ、うちそんなんよう喋られへん」「あきまへんえ、『垢ぬけていらっしゃる』言わな」「オホホホ」みたいに言われんねん、影で。
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せやからいくら祖父・祖母の家といえどもpsi的にはアウェーやねん。アウェー以上に厳しいねん。気ィ重いねん
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mriさんと京都弁でしゃべるようになるまで5年かかったしな。
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出会ったころから母親の出身地とmriさんの出身地が町まで一緒やっていうのは分かってて、「神崎屋さんの坂下りる手前の踏切の近くのパン屋さんめっちゃ好きやねん」「あそこのパン屋さん何年か前につぶれはったえ」「ホンマに!?」みたいな地元トークしててもpsiはずっと東京弁やったもんな
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それをちょっとづつ慣らしてな、「うちも京都弁で喋ってよろしゅおすか?」みたいな手探りを入れつつ、五年かかってようやくや
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たぶん最初から京都弁しゃべったかてmriさんは「ホンマの京都弁ちゃう」とか言うてバカにせんかったと思うよ
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うん、mriさんはね。懐の広い姐さんやから。せやけど、ここ数年、あれは京都の人がプライド高いからだけと違ごて、あの家の問題ちゃうかと思うねん
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京都の特異性に騙されて、あの家の特殊性に気づかへんかったな
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ほんま、もうちょっと早よ気づいてたらよかったと思うわ
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というわけで家の話は次回
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もうなんか突っ込む気も起きひんわ

3 Responses to “我が麗しの京都(1)”

  1. れんぎょう Says:

    京都の血が入ってはったんですね~。
    (とエセすぎる京都弁を使ってみるw)
    大昔は京都にお嫁に行きたかったけど、
    学生時代に京都の先輩(男)がいて、
    あまりの身内びいき&他人にきびしいところを見て
    引いたものですわぁ・・・
    ま、京都の人だからじゃなくて、その先輩の性格なんだけど・・・

  2. Sani Says:

    わ~素敵~! 東京近郊に住みつつ家庭内で別言語を保つのすごいよ~!
    東京弁はTVだの教育だのの媒体に蔓延しとるけぇの~。
    うちはほぼ生粋の東京人じゃが、相方の影響で家じゃあよう広島弁でしゃべっとるよー。ほんでもやっぱネイティブにゃあかなわん~(汗)。
    「生粋の」「完璧な」地域言語なんか、厳密には無い、のではないかと思う。やっぱ各家庭の、色んな要素がからんでくるから。次回も京都弁でぜひ!☆

  3. psi Says:

    > れんぎょうさん
    そうなんです。生まれも育ちも関東ですが人種的には京都なんです。
    お嫁に行くのは個人的には避けたいですが、いったん住み着いてしまって身内扱いになったあとは住みやすいんじゃないかと思います。
    その先輩の性格もあながちその方の生まれもったものだけとは思いがたいです。。。
    > Saniさん
    Sani的には興味深いケースですかね?
    まあ、もともと関西人は東京に来ても方言直さない人種ですし(笑)。。。
    私は物心ついたころにはすでに関西弁/京都弁でしゃべってましたが、弟は小学校高学年くらいから急に下手くそな関西弁で喋りだしてさぶいぼ立ちまくりでした。あの関西弁シフトの経過のほうが興味深いかも?
    > 「生粋の」「完璧な」地域言語なんか、厳密には無い
    多分おっしゃる通りなんですけど、中でも京都はそれを定義したがる傾向があると思います。
    ギャル言葉とかと同じで、同じ言語圏でコミュニティーを形成しようとするというか、京都/非京都の試金石としようとするというか。
    とくに、祇園ことばとかはIN/OUTが厳密に決まってますからねー。あれは舞妓さんや芸妓さん以外使たらあかんのですよ。

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