どうも文章が冗長で何が言いたいのかわかりづらいが、どうしていいかわからないのでとりあえずポストする。
(これでも結構削った)
「現実異性の代用品」を超えはじめた、二次元美少女達
三次元ヌードへの拒否反応 – Ohnoblog 2
元記事でも若干触れられていたけど、これは男だけの話なのか男女共通の話なのか? という点でちょっと思い出したので書きます。
 何を思い出したかつーと、これ。
少年濡れやすく恋成りがたし – Wikipedia
 この漫画に岡田まち絵つーヲタク女が出てくるんだけど、主人公が転がりこんでいる家の隣に住んでいて、主人公を拉致って部屋に監禁し、半裸写真とかを撮ろうとすんですよ。そんで「やっぱり素肌に学ランサイコー」とか言いながらコミケでその写真売ろうとする。個人的にはこの女、腐女子ではなくジャニオタの系譜に近いんじゃないかと思うんだけど(2.5次元だから)まあ連載登場当時は腐女子なんて言葉もなかったしとりあえずヲタク女つーことにしとく。
 この女が強烈に印象深いのは何十本というリップクリームを常に手放さず頻繁にヌリヌリしては「アタシ、生々しいのはダメなのよ!」をヒステリーを起こすサイコさんなところもさることながら、「言っとくけど処女じゃないからね」と発言するところなのだ。
 実態はどうであったかは別として、この漫画の連載当時はオタク女子の大半はウンコもしなけりゃスネ毛もワキ毛も生えてない美少年・美青年しか許容できない夢見る少女系と(非オタ、世間一般から)思われていて、じゃによって二十歳をとうに過ぎたオタク女子というのはほとんど目につかなかった(一部のカリスマ同人作家とかは別として)。
生息していなかったわけはないので極度に世間から隠れていたのだろう。なぜならそうしたオタク趣味は成長過程の通過儀礼ではあっても現実を知って卒業する(べき)ものという世間的風潮が強かった(ように思う)からだ。
 ところが「少濡れ」のまち絵は非処女であるにも関わらず依然として「生々しさ」を拒否しているのである。
というより非処女であるがゆえに余計に「生々しさ」を拒否しているのかもしれない。
 現実を知らないのではなく、知ってなお、それを拒否するのである。
 これは筋金入りのオタクである。
 さっきは2.5次元と書いたけれども、なんというか三次元のものを二次元に脳内変換して楽しむなんてカワイイレベルではなく、三次元のものでも無理くり二次元に押しつぶそうとしているようにしか見えない。
 その狂気じみたなにかがこの女の一番怖いところではないかと。
 これは少女の成長過程で通過する何かとは根本的に違う(ものが存在する)というのをその時何となく感じたんであります。
 しかしその後時は流れ、今や中学生でもドリー夢耽溺系オタク女子を見つけるのは困難かもしれない。じゃあ現実を知っているオタクがまち絵のようになっているかというとそうではなく、そんな段階は軽やかに乗り越えている。
 昨今は多くのオタク女子がルックス的にも非オタにはそれと区別つかない(オタ同士だと匂いでバレますがwww)どころかその辺の人よりよっぽど垢ぬけてたり、メンタリティ・社会性にも全くオタ的要素を感じなかったりするわけですが、そういう方たちは飽くまでオタク稼業はドリー夢であって、現実社会とは切り離して考えているように見受けられます。
 ねずみの王国に行って京葉線の中までネズミの耳付けてる人がいたらイタい子ですが、ネズミーランドに行くこと自体までをイタいと言う人は少数派であるのと同様に、オタク稼業はドリー夢と割り切れている限り、オタクであることそのものがイタいという風潮もかなり薄くなっていると思われ。
 元記事ではノイズをそぎ落とされた萌属性がレディメイドで提供されるから脳内変換スキルが高くないオタでも簡単に消費できるようになったとあるけれども、オタク女子(腐要素の有無に関わらず)にとってはノイズの中から萌えポイントをかき分ける作業が重要なのであって、そこは男女で異なるところではないかと思う。(作者によって巧妙に仕掛けられたノイズにまんまとハマって自分で萌えポイントを発掘したような気になっていることも往々にしてありますが)
 そういう意味ではオタク女子はノイズ耐性があるのではないかと。
 普段から二次元上にいかに三次元的なノイズを散らせば萌えるかを追及している人たちにとって、まち絵のように無理くり三次元を二次元に射影する必要すらないのではと。その証拠に高度に進化した腐女子は三次元でも難なく「蛇口は受けだよねー」「消しゴムは攻めだよねー」と萌えることができる。
なので私の予想としてはそれなりの腐女子であれば、夢見れない風体の男性モデルのヌードにご対面しても、想定外な点や夢破れる点をトリガーにSSの一本や二本書けるのではないかと。

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3 Responses to “高度に進化した腐女子は三次元と二次元を区別しない”

  1. Sani-T Says:

    すげーなんかジックリ読んじゃったよ! 立派な論文だね!
    どこかのサイトからのコピペをレポートとして提出してる今日日の大学生全てに読ませたいッス。
    オタに関する時代の流れは私もゆるーく感じ取ってるよ~。
    あれだ、でも、この間、某B班2個上会に顔を出したら、大半が「昔ながらの」オタク女子でビックリしたよ。
    ああ~、今時まだいたのね~。っていうか、そうか、昔のあの段階でオタクに変貌した人は、今の風潮に染まったりもしないのね~、とか思った。
    そこらへんpsiの周りでも同じかい?

  2. 七誌 Says:

    >昨今は多くのオタク女子がルックス的にも非オタにはそれと区別つかない
    と、思ってるのはオタク女子だけ。
    ゲーセンの音ゲコーナーや本屋のやばそうなコーナーで
    垢抜けた人なんてたったの一人も見たこと無いw

  3. psi Says:

    >Saniさん
    論…文? ってなに?美味いの?
    えーと私のまわりは高校を卒業した瞬間に皆さんあんな過去はなかったことにしてしまった模様です(笑)
    やつらのオトコに過去をバラすのが趣味のイヤな友達ですが、たいてい「そんな○○もカワイイ」的なノロケをされて逆にダメージを食らいます。グハッ
    >七誌さん
    そうなんですか?
    psiの調査はサンプルが偏っていた模様です。。。
    psiはオタクのくせにゲーセン入ったことが(ほとんど)ないので音ゲーに群がるキモオタ女子は見たことないのですが、本屋のラノベコーナーやらやたらカラフルな背表紙の漫画コーナーにいらっしゃる方々はルックス以前に友達と恥ずかしい話を大声でするのでバレバレです。
    同じオタクとして恥ずかしいのはルックス云々ではなく、そういう内輪ネタでしかないオタクネタを、そういうのに興味のない人もたくさんいる公共の場で、あたかもオタク世界が世界のデファクトかのように振舞う配慮のなさだったりします。

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