■我が闇@本多劇場
NYLON100℃の第31回公演で、ケラ書き下ろしとしては三年ぶり。
あまりにストレートにネガティブなタイトルなので、逆に馬鹿馬鹿しくコメディなんじゃないかと穿った予想をしていったのですが、本当に普通にシリアスな話だった!
これは「フローズン・ビーチ」と並んでNYLON入門の試金石となる作品となりそうな予感。。。
なんというか、シリアスなだけならアレなんですが、「普通にシリアス」なのが衝撃的。ストレート。
このストレートさは「フローズン・ビーチ」にはなかった。
あと、大倉孝二の吹っ切れた感も印象的だった。なんか毎回大倉王子の話ばっかりしてる気がするけど、「犯さん哉」では芝居の性質上はっちゃけてたのかと思ったけど、このナイロン史上最大に真面目にシリアス(真面目とシリアス同じって突っ込みはなしよ)な脚本でさえ、これまでの王子とは違う吹っ切れ方をしているのでビックリした。
「ハルディン・ホテル」の記憶は結構薄れてきてるけど、王子はもっとシニカルでダークユーモアの人だったよ。
そして犬山イヌ子。うーん、すごいなぁ。
ばか騒いでくれないと物足りないとか言っちゃダメですよね。。。。
松永玲子の飛石は演技は良かったんだけど、飛石というキャラだけがあのなかで何をしたいのか不明なキャラでちょっと浮いていた。飛石が浮くって。普段のケラのホンだったらむしろ極真面目なキャラだぞ。
Tags: 演劇
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