ぼくらは

月曜日, 09. 24. 2007  –  Category: 日常

9月4日、元WGPライダーの沼田憲保選手がテスト走行中に亡くなった事を今更ながら知る。
ボク達は、セナやラッツエンバーガーの死をバプテスマにモータスポーツの世界に(観客として)足を踏み入れた。
だから、モータスポーツにおいて、選手が事故死することは当然有り得る、片時も忘れてはならない可能性として心に刻んでいたはずだった。
お叱りを覚悟の上で正直言えば、「まただ。。。。」というのが本音。「これだからモータスポーツって奴にはついていけねぇぜ」とため息を漏らして家に帰ってぐっすり眠りたい。
(選手が亡くなるたびに、「もうこんな辛いことはイヤなのでモータスポーツのファンはやめます」的なことをわざわざモータスポーツファンの集まる掲示板や雑誌上で表明して他のファンに猛烈な説教食らっている人は幾人も見ているのでおんなじことをわざわざここでやらないでくださいね、分かってていってるだけですから>説教したい人)
事故当日中に亡くなったとの事なので、大ちゃんの時みたいに二週間も神経すり減らさなくて済んだのは、本人も周囲も不幸中の幸いではないか。
大ちゃんの死後、別に「辛いからGPレースファン辞める」と思ったわけではないけれどロッシの独走もつまらなくてなんとなく疎遠になって、最近のGPレーサーにはあまり詳しくないのだけど、沼田選手は年齢は違うけど大ちゃんと同じ時代を、同じ250ccクラスで戦ったレーサーとして記憶に残っている。いいところを沼田選手に邪魔されたことも度々あった。大ちゃんの美しいコーナリング以外目に入らなくなっている自分にはアレだったとはいえ、いい選手だったと思う。
昨今はライダーも結構知らない名前が増えた。数少ない馴染みのある選手である沼田選手が去ってしまったことで、ますますバイクレースの世界も自分と無関係な世界のような気がしてならない。さびしいことだ。
まあ、もしもあの世というようなものがあるのなら、大ちゃんがさびしがっているだろうから、沼田選手相手してやってくれ。

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