良いお年を -2006年BEST-
日曜日, 12. 31. 2006 – Category: Review
せっかくトイレを大掃除したので来年まで使うまいと思って我慢していたらお腹が痛くなりました。psiです。
毎年テンプレみたいでスミマセンが、今年もin/fluxを閲覧してくれた方、コメントしてくれた方、心の中でそっと応援してくれた方、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
さて、恒例の2006年BESTです。。。と思って去年のを見ようと思ったらなかった。来年書くとかいって結局書かずじまい。まったくもって恒例でもなんでもない。
【パワーポップは死なず】
Cut Out And Keep Farrah Egging 2006-11-08 |
Farrahの新譜は絶対BESTに入るという確信のもと、2006年BESTを書くのをこれを聞くまで待っていたのですが、私の判断は正しかった。。。。泣!!
しょっぱなからdumb dumb ditty ditty ……のフレーズが思わず口をつく激キャッチーチューンに参りますが、2曲目の疾走はっちゃけぶりには暴れるスペースがpsiの部屋では狭すぎます。
しかもなんか封入されてたステッカーのJezがエラいことになっている。純朴青年Jezがなんかやさぐれロッカーぽくなっている。なんだよ、うっかりきゅんとしちゃうじゃないか!
近頃エモとかとの境界が曖昧になって適当に語られているパワーポップですが、正統派パワーポップここにありっ。POWER POP NEVER DIES !
【新人頑張る】
新人系で良かったのはK.B.C.、UPPER ROOM、SUNSHINE UNDERGROUNDあたりです。自分の好みは別とすれば、K.B.C.は一番売れそうな予感がします。Pure Reason Revolutionの出来は今年聞いた中でも傑出してるんだけど、去年には既にデビューしてたからなぁ。まあ、アルバム今年ってことで入れてしまいましょう。クオリティ、オリジナリティ、全てにおいて大プッシュです。
それから個人的な趣味でLostAloneは引き続き大プッシュですよ。
★一番売れそうなThe K.B.C.。既に日本盤が出てる辺りが。
ボックスド・ビーツ・アンド・ジシェルブド・リズムスEP The K.B.C メディアファクトリー 2006-09-06 |
★とかいってUpper Roomも日本盤出てますが。この辺の温度感が最近わからんなぁ。
アザー・ピープルズ・プロブレムズ(3ヶ月限定スペシャル・プライス) アッパー・ルーム BMG JAPAN 2006-10-04 |
★ジャケのセンスとかバンド名のネーミングセンス的には一番好き。
レイズ・ジ・アラーム(期間限定価格盤) サンシャイン・アンダーグラウンド ソニーミュージックエンタテインメント 2006-11-22 |
★汝永遠に終わることなき青春を追え。
Unleash the Sands of All Time Lostalone Redemption 2006-11-06 |
★デビュー直後から大御所の貫禄。なぜ盛り上がらないのか全く持って謎。2007年はPure Reason Revolutionの年になる!‥‥と言ってみるテスト。
The Dark Third Pure Reason Revolution Bmg 2006-04-10 |
【これだっ!という漫画は無し…】
以前からの連載モノ(ハガレンとか)は相変わらず面白かったんだけど、新しく読み始めた物に関してはあんまり傑出したのがなかった2006年ヲタク漫画界のことですよ。
比較的良かったものとしてはこの辺かな↓
★男女逆転大奥。ただこの人、質の高い漫画は描くんだけど、若干ワンパタだよね。
大奥 2 (2) よしなが ふみ 白泉社 2006-11-29 |
★プラネテスの幸村 誠 最新作。ハチマキの父ちゃんの人物造形は素晴らしかったですが、あのレベルのキャラクタがガツガツでてきます。主人公の性格が暗いのがアレですが、姉ちゃんとか、バイキングのおっさん達とかサイコーすね。
ヴィンランド・サガ 3 (3) 幸村 誠 講談社 2006-10-23 |
★本当はモーニング2でやってる”聖☆おにいさん”が一番面白いとおもうんですが、これも中々いいですよ。好みが分かれそうですが。吉田戦車ほど吹っ切れないシュールは、”聖☆おにいさん”的シチュでやるのが正解かと。
荒川アンダーザブリッジ 4 (4) 中村 光 スクウェア・エニックス 2006-12-25 |
★クオリティでは傑出してるんだけどなぁ。。。4巻の最初は話の構成上表現も量も必然とは思いながらも男性向けエロ漫画(女性向けとどう違うかと言われると長くなるが。。。)の印象を拭えない。これではアニメ化できないじゃないか! 朴璐美声のライナス君は!?
Under the Rose (4) 春の賛歌 バースコミックスデラックス 船戸 明里 幻冬舎 2006-11-24 |
★オノ・ナツメは俄かにサブカル近辺で盛り上がりをみせているけど、そこまでじゃないというか、まだ成長途中な感じがしますね。作風に揺れがあるし(色々かけるのとブレるのは別です)、ページ数が多くなると甘くなるところとか。リストランテ・・・が完成度高かったので私も騙されかけましたが。
リストランテ・パラディーゾ オノ ナツメ 太田出版 2006-05-18 |
★BESTじゃなくて、微妙なほうなんだが。。。↓これには”PEACE MAKER 鐵”と同じ匂いを感じるぞ。ちゃんと終わるのか?
隠の王 5 (5) 鎌谷 悠希 スクウェア・エニックス 2006-10-27 |
★いっぽう”PEACE MAKER 鐵”と同じく新撰組を腐女子観点で扱いつつ、こちらはきっちり終わった。つーかあっさり終わりすぎだろう。あそこを逃すとgdgdになって”PEACE MAKER 鐵”と同じ運命になったことは想像に難くないが。。。沖田総司がノッポで色気の欠片もなく、土方が美丈夫とはいえこんな女顔になっている新撰組漫画は新しいのでは。斎藤岬は退魔さん(”退魔針”)をはじめ原作付きのイメージがあったので、オリジナルでもここまで描けるんだぁへーぇという感じでした。つーか、ウチラが退魔さん読んでたときから10年経ったんだもんな。そりゃ漫画家も成長するわ。
ひなたの狼 5 (5) 斎藤 岬 幻冬舎 2006-09-22 |
★個人的に暴走族っていうか古きよきヤンキーに憧れがあるので。。。
爆音列島 9 (9) 高橋 ツトム 講談社 2006-10-23 |
【アニメは挫折。。。】
今年は春~秋にかけて仕事が超忙しく、2クール目は途中で挫折し、3クール目は全く見てない。
★というわけでアカギの一人勝ち。制作の外注がいい加減で作画に突っ込みどころ満載とか言われてるけど、そもそもアニメにしただけで凄い、ということにしておこうよ。
闘牌伝説アカギDVD-BOX 1 覚醒の章 福本伸行 佐藤雄三 萩原聖人 バップ 2006-03-24 |
つーかこれ、BOXしかねーの?!マジ!?
4クール目は微妙に見た。
好き嫌いはともかく、アニメとして出来が良かったのはBLACK LAGOONとDEATH NOTE。BLACK LAGOONは話も好きなので数話しか見てないけどBESTに入れてもいいかも。
★豊口めぐみのレヴィの声がサイコーだね。日本編の英語は皆さん聞いてるのが辛い感じでしたが。。。
BLACK LAGOON 006 広江礼威 片渕須直 豊口めぐみ ジェネオン エンタテインメント 2006-12-27 |
★DEATH NOTEはあらゆる面で映画を超えている。最初は映画版Lくらい声は少年ぽくていいんじゃないかと思った勝平エルですが、直ぐにこなれてきたし。オープニングの絵作りとかヴィ系バンドとかもう笑えて仕方ない。プロフェッショナルの仕事だなぁ。本当この漫画は90年代にやるべきだったと思うんだけどその話は長くなるのでおいておいて、ひとこと。ポテチは伝説になる。
DEATH NOTE 2 大場つぐみ 小畑健 宮野真守 バップ 2007-01-24 |
で、上記二作品を手がけているのがMADHOUSEなわけですよ。だから今クールはアニメ作品というよりはMADHOUSEにMVPあげたいね。
★そのほかではRED GARDENも微妙にチェックしてます。ただ、どうも今日びのGONZOのやり方は鼻に付くというか。BONESも大概そうだけど。サブカル感というかアート感というか、非ヲタの空気を前面に出して間口を広げた上でメディアミックス展開してグッズ販売で制作費補填するつーのが、巌窟王、ガラスの艦隊とかと全く同じパターン。
これからはこういう売り方が標準になっていくのかなぁ? 単純に私が保守的で受け入れられないだけなのかもしれないが。アニメがヲタのものの時代は終わるのか。
RED GARDEN DVD BOX 1 松尾衡 富坂晶 辻あゆみ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-01-24 |
★うっかり”コードギアス 反逆のルルーシュ“を見てしまったので言いたいことが一杯あるんだけど、それはまた気が向いたら。。。
【SFマイブームはまだ去らず】
年明けから”Second Life“の日本語版がサービス開始するけど、やってみよっかなーと思っている人はまずこれを読んだ方がいい。
★まったくゲームに興味のなかった証券マンが仮想現実にはまっていく様子がリアル。ってそれが話の本筋ではないんだけど。謎解き自体は序盤で大体当たりが付くので大したことないですが追って行く過程の描写はそれでも楽しめます。
コーデックス レヴ グロスマン Lev Grossman 三川 基好 ソニーマガジンズ 2006-03 |
★Amazonに強烈にオススメされ続けるので買ったんだけど、まあ面白いは面白いんだけど、美しい美しいって評に期待したほどは美しくなかった。「美しい」って単語が出てくる文章って美しくはないと思うのね。
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 飛 浩隆 早川書房 2006-09 |
まあ、ジュニア小説だと思って読んだ方がいいんじゃないかな。
★むしろそれくらいだったらこっちの方が美しいと思うのね。↓伍長とサイレンシオこそ、残酷な美しさを体現している。
白い果実 ジェフリー フォード Jeffrey Ford 山尾 悠子 国書刊行会 2004-08 |
★これも納得できる/できないはともかく、美しい寓話。ハガレン読んでる人は読んでみたら? 賢者の石とか出てくるし。
アルケミスト パウロ コエーリョ Paulo Coelho 山川 紘矢 角川書店 2001-12 |
★悪魔絵師が挿絵描いてるので買った。上遠野浩平はブギーポップがイマイチ肌に合わなかったので全然読んでなかったんだけど、やっぱり世界観の作り方は上手いと思う。ただ、事件シリーズとか言ってる割にはトリックはアレなので、異世界ファンタジーとして読むのが正解かと。
禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land” 上遠野 浩平 講談社 2005-01-14 |
長いことお付き合いいただきありがとうございます。皆様のオススメもありましたら是非教えて下さい。
では皆さん良いお年を。
12月 30th, 2009 at 1:21 AM
2009年下半期コミックレビュー
引っ越し前は荷物を増やさないように買い控えていたのですが、今年後半に買った漫画を…