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COMPLEX（布袋とも吉川とも関係ない）

土曜日, 01. 14. 2006  –  Category: 日常

TypeKeyのプロフィールページに貼ってた写真が4年以上前のものだったので、さすがに年齢詐称だろうと思って去年TOEIC受けるときに撮ったはいいものの、サイズが合わずに使えなかった写真に先週貼りかえた。でも証明写真貼ってるとなんかお見合いみたいなので今日再度変更。最初の写真よりも古い写真になった罠。

psiはこの二十数年間肥満コンプレックスと不細工コンプレックスと共に暮らしてきたので自分の写真というのがほとんどないです。高校とかのときはそれでも学校行事だとか、いわゆる女子高生ブームだったので周囲がみんな隙あらば写真を撮ろうとしていて、それなりに写真があるのですが、大学以降は本当に免許の更新とかないと撮らない。
今回貼り直した写真は大学1年のころ、高校時代の友達に写真のモデルになってもらったお礼にメシを奢り、ついでにプリクラもやりたいと言うので付き合ったときのもの。psiは当時大学に入った事に対して絶望していたので、絶対に大学のヤツと腹を割って付き合ったりするものかと精神的バリアー的な意味でダテ眼鏡をしてました。（いや、近視用の眼鏡はそれはそれでまた別に持ってる）
世の中別に可愛くもない女（もしくは男）を自分の恋愛対象だからという理由だけで写真に撮りたがるヤツが割と普通にいます。いや、別にそのことの是非を云々言いたいわけじゃなくて、それが普通になりすぎていて、よもや例え自分のオトコにであろうと、絶対に自分の写真を撮られたくない人間がいるなんて、みんな夢にも思ってない。っていうか、自分が憎からず思っている相手だからこそ、余計に自分のコンプレックスの根源を形に残して所持するなんて怖気が走るわけです。
psiが今のダンナと付き合う前にお付き合いしていた子もご多分に漏れず私の写真をとろうとしやがりました。
その子は本当に素直で優しくてよい子だったので「私のようなひんまがった人間が付き合うべき男の子ではねいな」と最初から思っていたのですが、まあ、そのときはまだ多少の夢も持っていたので、そういう子と付き合えば自分が変わったりするんじゃないかとか思ったわけですよ。
最初は軽く断ったんですが、まあ予想通りそんなことを拒否る女がいる事を理解できないわけですよ。
「えっ‥‥なんで？」
「私は自分のルックスが非常によろしくないので、形に残したくないのです」
「そんなことないよ、全然！」
ここでpsi、ため息。
「君が私のことを好きだという言葉を信じるとすれば、君の目から私のルックスは実際の10割増しで良く見えていることは間違いないし、」
「でも……」
「そもそも、コンプレックスというのは自分の中にある強迫観念のことであるから、他人からどう見えているかとか、実際どの程度不細工かということとはまったく関係ないのですよ」
「どうしてもダメならいいけど…（←泣きそう）」
コンプレックスというモノが分からないヤツは、自分のオンナに写真を拒否られると、まるで自分が拒否されたように感じるのでしょうね。泣かれたらヘコむので絶対に定期入れなどに入れて持ち歩かないことを条件に一枚だけ許可。ふてくされた顔のpsiのポートレートに「psiさんらしいや….へへ」と満足げな彼を見てこいつとは別れようと決心しました。違う星に住んでたんだよ、ゴメンよ。
一方今のダンナは特に私の写真を撮りたいとかいったことはないのですが（おそらく、私と同じくシャッターを押すからにはそこに何らかの表現意図があるべきという考え）二人でカメラを弄りながら写真の話などしていたときに、特に他意はなくファインダーを私に向けたことがあって、そのときに私が必要以上に嫌がるリアクションをしたので、小学生レベルに人の嫌がることをするのが好きなヤツは「ははーん（ニヤリ）」とばかりにしつこくカメラで追ってきて、しまいには私がマジギレしたのですが、ヤツは大喜びで、「オレ、凄くねぇ？　自分のオンナに写真撮ることすら拒否られてるって、こんなに頼んでるのに。センス高ェよ、オレ！」そういえばコイツは自分のことが世界で一番大好きで、自分が面白い存在であり続けることが世界で一番大切で、他のモノはオンナ含め、正直どうでもいいというヤツでした。だから、別れるのもアホらしい。

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