シャーロット姐さん、ASH脱退

火曜日, 01. 24. 2006  –  Category: News

ASHから紅一点ギタリストのCHARLOTTE HATHERLEYが脱退(bounce.com)
ASH official site
シャーロットって不思議な人だと思う。
ASHみたいないわゆる「仲良しグループバンド(※学校の仲良しグループがそのままバンドになってしまったタイプ)」で、しかもキャリアもソコソコある、って状態の中に、一人新規加入、しかも一人だけ女って結構難しいことだと思う。
特にASHは普段の会話とか内輪受けが激しいので有名だし、みんなもう子供じゃないから音楽は音楽、仕事は仕事、高校時代の内輪受けは内輪受け、男子ネタは男子ネタ、と分別すべきだってのは分かってるだろうけど、興行生活朝から晩まで一緒にいるとそうとばかりも言ってられないものだと思うし。だからASHのアホ三人の男子ネタにガンガン着いて行ってるシャーロットの姐さんっぷりにすげえなと思ったわけですが。
しかも、ファンの側からも、「お前は何でこのバンド入って来てんだ、ハンパじゃ許さねぇぞ、あぁん?」みたいに値踏みされる厳しい視線に晒されるのが常ですが、これほど旧来のファンに好意的に迎えられた新メンバーも珍しい方ではないか。
それがなぜ今になって脱退。
まあ、なんとなく分かる気もするけど。
「友好的な脱退」っていうけどさー、世の中(特にロック系)では、「友好的な脱退」って存在しないと思うわけ。
あからさまにケンカしてないってだけでさ。
くっついたり離れたりスワップしたりどれがメインのプロジェクトなのかわかんねー! つーかいくつバンド/グループ所属してんだよ、オマエ!みたいなエレクトロニカ/テクノ界隈とは異なり、ロック界は音楽性云々とか以前にそいつらと一緒にやりたいか、って部分にかなり引きずられるのが常だと思う。だからこそトムがanyone can play guitarを「I wanna be in the band when I get to heaven.」と歌詞を変えて歌ったとき、凄い嬉しかったわけで。音楽性が違おうがとにかくオレはこのバンドで演らなきゃ!みたいな不合理な感情をある程度必要とするわけですよ。
というわけで、別にシャーロットがティムをボコったとか、マークの顔が恐いとか、リックの頭がまぶしくて寝られないとかそういう話ではないにしろ、シャーロットの気持ちがASHから離れたのは事実であり、そこは単純にかなしいことだなーと思います。
ただ、今後のことを考えると、シャーロット姐さんもソロ作”grey will fade”がかなりのナイス作品で、一人でも十分やっていけると思うし、ASHも低迷期の苦労をシャーロット姐さんに分担してもらい、その後の飛躍もシャーロットなしではありえなかったとはいえ、ここまで成長したからにはもう大丈夫だろうと思う。物理的な音圧は薄くなるとは思うけど、コレを機にメロディ回帰してくれると個人的には嬉しい。
というわけでシャーロット頑張れ! ティムも頑張れ!

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