12なかんじのオンリーに行ってきました。
12だけではジャンルがほとんど特定できないのが「二次元世界は広大だわ‥‥」という感じです。
私がぱっと思いつくだけでも中東系の双子皇子とか、人によっては真っ先に12星座が頭に浮かぶのに実は主人公達は12星座に全く関係ない漫画(奇しくもオンリーの日程も被っている罠)とかを思い浮かべるかもしれませんね!
え、もったいぶらずに白状しろって? 12といったらコレに決まってるじゃないですか!
っていうか、いつの間にか月のたまごが完結しててビックリだよ。
クレヨン王国月のたまご 完結編 福永 令三 講談社 2005-02 |
最初は単巻完結のはずだったのがシリーズ化して、2,3巻とクレヨン王国に戻ってきたまゆみがサードを探してフラフラ、サードもフラフラ、鶏と豚もウロウロしてんだけど、こいつらがそれぞれ今にも出会いそうで出会わないすれ違いっぷりを発揮。イライラする。
おまけに小学生低学年の私には王位継承を前提としない王子、しかもヘタレというサードという存在が衝撃的だったよ。(当時の私にとって王位継承しない王子といえば光源氏でしたからね!)
シルバー王妃いつの間に子供三人も作ってるんだよ。しかも結構息子でかいぞ。あれ、それとも王様の弟って設定だっけ?
サードは今だったらヘタレ萌えとか言って愛でるところですが、当時はまゆみが好きなくせに黒髪山の姫といい感じになってたりとかしてあとなんだ、なんかナイスバディのお姉さんいなかったっけ?ダマーニナか。なんか一緒にベッドに入ったりとかしてな!いわゆるひとつの 同 ★ 衾 ! 婚前交渉、婚前交渉!しかも妖怪!(かなり嘘)
とにかく頼りなく感じてイライラしたね。もっとこう、白馬とかに乗って颯爽とまゆみを迎えに来んかい!(一巻のときはトラックで来たしな….orz むしろまゆみが白馬のピーターに乗っている始末)
第一部完結編の8巻まで読んだ気がするのですが、どうも完結した印象が薄いのは小学生的大団円が無かった所為でしょうか。これに続編として4作が追加されて↑の完結編は12作目にあたるそうですよ。こんどこそ大団円なのでしょうか。
クレヨン王国はどれも基本的に97%のファンタジーと3%の闇で構成されているのですが、このシリーズは異色。ホラー小説かと思うくらいドロドロしてて恐かった記憶が。必死で「早くシルバー王妃とかカメレオン総理でてこないかな」と思いながら読んでました。だから小学生高学年になっても読むに耐えたんだろうな。
「青ころり」とか恐すぎだしピーターの目が見えないのもヲタク女子の萌えポイント高いし、ダマーニナは陰のある悲劇の敵役として激しくヲタク受けしそうなキャラだし。児童文学ながらマーケがしっかりしてる(そうなのか?)。
でも未だにコレの影響で「可及的速やかに」とかよく使ってしまうよ!
上記最終巻の表紙、ひじょーに気になるのですが、中央の、帯に隠れそうで隠れないそこのそれ、その物体、それってば赤ん坊!?BABY!おややっ!?(古典調) いつからまゆみ(物語開始当時小学六年生)とサードはそんなオトナな関係になってしまったのでせうか! 孫悟空に息子が出来たとき以来のショックです。
え、オンリー? いや、普通に面白かったですよ。