弥次喜多と紳士服

木曜日, 05. 5. 2005  –  Category: Review, 日常

突然ドラムヤギから電話がかかってきて、「真夜中の弥次さん喜多さん」を観ようという。
正直クドカンもしりあがり寿も食傷気味かな〜と思ってたのですがせっかくなので行くことにしました。
クドカンもしりあがりリスペクトということで、いい具合にクドカン節が中和されててよかったとおもいます。
キャスティングがいかにもクドカンファミリー+大人計画という感じで、少々内輪ウケな感は否めないものの(でも生瀬兄ィは最高だった)、やっぱりギャグは面白いし、長瀬と七之助の好演(ホモシーンには二人のファンと思しき女性達の笑い混じりの黄色い歓声が上がってました)が光ってました。良作だと思います。
個人的に、「弥次喜多in DEEP」の終盤のシリアスに傾きすぎたところはあまり好きじゃなくて、シュールな笑いの中に「リアル」が見え隠れするところが好きなので、今回の映画は割とその辺のバランスを上手く取ってたと思います。まあ、大衆娯楽なので、メッセージ性は限りなく薄かったですけど、クドカンにそれは求めてないんで。
あと、喜多さんは漫画でもホモのクセによくナイスバディのおねいちゃんに誘惑されてふらふらどっかいっちゃうんですが、そのくせ弥次さんが好き過ぎて勢い余って殺しちゃうような危うさを持ち合わせていて、それが魅力です。ホントはた迷惑なんだけど憎めないみたいな、弥次さんも毎度毎度必死で助けようと頑張っちゃうみたいな、そんなキャラが結構上手く出てたのも感心しました。
唯一文句つけるとしたら、喜多さんが普通に美人だったことでしょうか。
ヒゲの剃り跡とか青くていかにもオカマっぽいのがいいと思うのですがいかがか。
その後ドラムと何年ぶりかというHMVに行ったのですが、ものすごいものを見つけてしまいました!


we carnival e.p. / vatican DC
なんじゃいとお思いかもしれませんが、なんと、POPを読むと、「あの”メンズウェア”のメンバーが中心になって結成された」と書いてあるではありませんか!
あわわ、あわあわあわ‥‥
店内であわあわする女二人。
クレジットをみると”gentry”の文字。「クリスか!」
おおう‥‥いまだにファミリーネームから逆引きできる私のブリットポップデータベース‥‥orz
試聴してみると一曲目はそこはかとなくメンズウェアを想起させるギターポップ。
とりあえずシングルで700円そこそこなので買ってみることに。
家に帰ってvatican DCなるバンドをググってみました。
The red flag recordings Co.
Bloc partyとツアーしたりしてるみたいですね。
音源試聴はこちらから→
調べてみると「”メンズウェア”のメンバーが中心」などというのは真っ赤な嘘で、メンバーなのはメンズウェアのわがままプーことクリスだけで、しかも一部の曲を除いて作曲に関与するわけでもないただのリードギターです。
まあ、マイラブリースチュはメンズウェア在籍時から特にバンド活動に執着はなさそうだったので、自分から積極的に復活する可能性は薄いかなと思うし、マットはもう名前も忘れたけどフジロックに来た例のバンドに入ってそれもポシャったので三度目はないと思うし、ジョニーは微妙。ナルキャラだけど結構根暗だったから、なりふり構わずもう一度頑張ろうって根性はなさそうな感じもします。
でも、メンズウェアの音楽性を一人で支えていた(と思われる)サイモンがその後何の音沙汰もないのは‥‥あんまり意外じゃないけど、でも何かあるとしたらサイモンかなと思っていたのでクリスが先だったのはちょっと意外です。やっぱモデルとか沢山やってて人脈があったのが勝因ですかね?(サイモンもモデルやったことあるはずだけど‥‥ハンドモデルじゃないかってもっぱらの噂(笑))
で、ネタのために買って帰ったんですが、クリスが作曲に参加している1曲目”smiling dogs”はさっきも書いたようにブリットポップの残り香が感じられてその筋の方にはそれなりに楽しめると思うんですが、そのほかは‥‥ノーコメントって感じでしょうか。
クオリティ的には平均点クリアしてるんじゃないかと思うんですけど、なんつーか、最近よくある無骨なカッティングギターの上にシャウト系のボーカルが乗ってるような‥‥うるさくないホワイトストライプスっつーか‥‥田舎の子がストロークスに憧れて作ったバンドっつーか‥‥へぇ‥‥バズコックスねぇ‥‥これ系は私もういいですわ。ごめんクリス。
あと、ティアーズも試聴しました。
そこらじゅうで書かれてるとおりまんまsuedeでした。ははっ。
元Suedeファンのドラムも「安心して聴ける。新しさはないけど」といってました。的確だと思います。
ただ、まんまSuedeといっても、バーナード在籍時のSuedeに戻ったという意味ではなく、バーナード脱退後の健康的になったSuedeにバーナードが加わったという感じです。
(Suede-barny)+barnyみたいな?
お金が余ってたらアルバム買うかもしれません。
Suedeですら一枚も自分のお金で買ったことないのに、tearsだけ買うのもどうかと思うので多分借りて済ませますが。
ロッキングオンも立ち読みしてみました。いつの間にアンディはオアシスの正式メンバーになったんでしょうか。随分昔ですかそうですか。
これでもうOASISはギャラガー兄弟以外のわけの分からんチンピラがいなくなり、元heavy stereoのゲムと元rideで元harricane #1のアンディという構成なわけですな。なんだかファンにならないといけないような面子じゃありませんのこと?
サマソニでアンディの足や腰を生で見れるのか‥‥やっべー、ヨダレ出そう。
ゲムもスゲー玉の輿だよな〜。heavy stereoなんてしがないブリットポップの一発屋だつーのに。なにしろ私高校生のときに書いた青春小説の「1stがバカ売れしたもののスランプに陥り、一発屋に終わりそうなのを苦に日本に家出してきたUKのロックアーティスト」という登場人物に彼の名前を拝借してゲムとつけたくらいなのだ(笑)
いやー、サマソニ楽しみだ。
#あ、あとsilverchairのダニエル君の新プロジェクトも要チェックですぞ。

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