トホホphoto

火曜日, 05. 31. 2005  –  Category: 日常

フィルム大手のAgfaPhotoが破産
Agfaの50は凄いんですよ。普通に取るだけで蜷川実花みたいな写真になります。
つまり、発色がドぎついんですね。
ちょっとヤサぐれたカラー写真を撮りたいときは良く使ってました。
GWに実家に帰ったついでに現像用品をちょっともって帰ってきました。
やる暇があるのかどうかわかりませんが‥‥家汚れるしなぁ。
そしたら母親が「冷蔵庫の中にフィルムもようけ残ってるえ」と言うので、大体使い切ったハズだけどなぁと思いながら見たら、「ようけ」ではないけど3本残ってた。
それがひとつはILFORDのDELTA3200‥‥いつ使うんだよ!そんなフィルムに使える現像液持ってねーよ! おそらく昔「なんちゃって森山大道ごっこ」をやったときに勢い余って買ったものと思われます。普段は粗粒子写真を撮るときはT-MAX3200+T-MAX developperでやってたんですが、イルフォードにT-MAX現像液つかったらなんか面白い効果が見込めそうです。(普通にイルフォード現像液買いなさい)
もうひとつはAgfaの25‥‥25って! どんなピーカンの時に撮るんですか。っていうか多分相当引き伸ばさないと粒子見えない→プリントボケ発生という話になりそう。ああ、だから敬遠したんだな。
で、最後、kodakのektachrome100。ようやく普通のISOだよ‥‥ん、待てよektachrome?‥‥リバーサルフィルムじゃん! しかも発色が凶悪にセクシーと評判の高い‥‥しかももう冷蔵庫で3年くらい眠ってたのでどれも賞味期限切れてるっぽです。
そんなわけで、使いにくいフィルムだけ残ってました。
でも最近は、新宿のヨドバシとかにいっても結構手に入らない印画紙とかがあるらしいです。私は面倒くさいので多階調の印画紙を使うことがほとんどでしたが、0号印画紙とかが最近売ってないという話を聞いたことがあるので、愛用者は大変だろうなと思います。同じものでもメーカーの選択肢はどんどん狭まってるとか。
お手軽に写真を撮るのはデジカメで追求すればよいことであって、このご時世わざわざアナログで写真を撮る人はそういう面倒くさいこだわりを求めているのは明白なわけで。デジタルならいろんな意味でキケンな調色剤など使わずともフォトショ一発でセピア写真の出来上がりですよ。
そこへ持ってきてマニアックなアナログ写真用品を輸入停止にしちゃったりするのはますます銀塩写真市場を衰退させるだけだと思うんですけどね‥‥

4 Responses to “トホホphoto”

  1. 静乃 Says:

    Agfa破産したのかぁ?そういやうちの会社にAgfaの高ーいスキャナがあるなぁ
    >どれも賞味期限切れてるっぽです。
    う〜ん、コストがかかるからデジカメみたいに試しに撮ってみるってわけにも行かないですものねぇ
    リバーサルフィルムって太陽に透かすとちっちゃいのに細部まで綺麗に写ってて、なんかおもちゃみたいですきなんだよなぁ
    仕事としては使い勝手がよくないんだけどさ(笑)

  2. psi Says:

    >Agfaの高ーいスキャナ
    もしかして、ドラム式の奴ですか?うらやまちぃ
    ドラム式のやつ使ったことないんですよね。画質が必要なときは出力センターでスキャン頼んじゃってたんで..
    静乃さんは最近でもお仕事で銀塩写真使われますか?
    近頃はプロのカメラマンでもデジタル一眼レフとか使うらしいので、デザインの現場ではどんな感じのワークフローになってるのかなぁとか思います。
    >リバーサル
    年配の人とかはリバーサルで撮ってスライドにして上映会とかしてますもんね。引き伸ばしても美しい、と。
    色が反転してないからパッと見てなんの写真か分かるのもグッドですよね。
    私は写真を撮る作業よりも、フィルム現像とかプリント作業が好きなのでリバーサルは自分で現像する設備がないのであまり魅力を感じません…

  3. 静乃 Says:

    銀塩写真は最近は使う機会がめっきり減りましたね
    貸しポジなんかも低コストのCDの素材集に取って代わられてきたし
    昔ながらの作業ってのはそろそろ無くなりそうですねぇ
    パソコンの普及で作業がやりやすくなった反面、
    印刷物もPC&プリンタで内部処理してコスト削減、な流れで
    こちとら商売上がったりじゃ〜〜
    ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ウラ〜!

  4. psi Says:

    やっぱりそうなんですか〜
    >こちとら商売上がったりじゃ〜〜
    ははは‥‥って、笑い事じゃないですね。
    まあ、あんまりクオリティを気にしない印刷物はどんどんそういう流れになっていくんでしょうけど、デザイン性の高いものとか、紙の質感とか、印刷のテクニックとか、PCでは代わりが効かないものは生き残っていく…と思いたいものです。

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