砂の上の植物群

水曜日, 02. 23. 2005  –  Category: Review

吉行淳之介の有名作のタイトルでもあり、この作品の中でもたびたび触れられているクレーの作品タイトルでもある「砂の上の植物群」。
吉行淳之介の作品はそんなに読んでないのですが、これは好きです。
パッと見ただの不倫&ロリコンなんですけど、それ以前に行間に漂う湿った黴臭い匂いがなんとも秀逸。中学生当時はクレーを知らなかったのでこの本で初めてクレーに興味を持ち、あー、この人か!(絵本の挿絵とかに使われてる) と驚いたものです。ちなみに吉行和子は母校のOGだったりします。(関係ない)
で、KERA・MAPの今年の公演のタイトルも「砂の上の植物群」なわけですが、これはあんまりロリコンとか関係ないみたいです。「シリアス群像コメディ」とのことなので期待して申し込みました。
ケラのギャグは3,4作品みたらパターンが大体分かってしまって正直食傷気味なのですが、ギャグのドタバタ劇で駆け抜けたあとにシリアスな余韻が残る匙加減は好きです。去年引っ越したせいでナイロン100℃の先行予約葉書が届かなくなって、公演を逃し続けてきたのでチケット取れたらいいなぁ〜と思っております。
#とれました!しかもカナリいい席だ! しかし誰と行こう…

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