2004年まとめ

金曜日, 12. 31. 2004  –  Category: 日常

えーみなさま、今年も終わりが近づいているわけですが。
in/fluxも二度目の年越しを迎えることができました。
本年in/fluxを閲覧してくれた方、コメントしてくれた方、本当にどうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


さて、昨年は2003年BESTなるものを募集したのですが、psiが半年もまとめに時間をかけやがって投稿してくれた方に多大な無礼を働いたので、今年はおおっぴらにはやりません。
ただ、はちろさんもBBSに投下してくださってますし、個人的に「これがレコメン!」と教えてくださるのは大歓迎です。このエントリにレスしてくれてもかまいませんし、BBSへカキコしてくださっても結構です。
後で書くpsiの2004BESTを見てもらえば分かるのですが、2004年は引越しなどで金欠だったこともあり、結構2003年BESTで教えてもらったことを参考にして買い物をしました。その結果超がつくほどのヒットだったものもあり、BESTやって良かったなぁとか思ったりしたわけなのです。
そんなわけでpsi的2004年BESTスタート。
■comic
 良かった作品、というわけではないですが、「輝夜姫」が遂に完結したのは感無量でした。高校生から10年近く読んでますから。連載1話から読んでいたスラムダンクが完結したときは感無量どころで済みませんでしたが。
 最近レコメンしすぎていい加減ウザいですが、「12時の権力者」。2003年ベストの時は辛うじて理性を保っていましたが、今年は堂々とプッシュさせてもらいます。
 去年推薦いただいた中村明日美子著の「コペルニクスの呼吸」実は昨日買ったばかりだったりしますが、かなり良かったです。いうなれば…楠本まきとやまだないとが萩尾望都の二次創作をやった、みたいな。もちろん、二次創作ではなく、オリジナリティの面でもすばらしいと思います。
 森薫の「エマ」もお気に入りです。設定オタク的なこだわりが画面を濃密でゆったりとした空気で満たしています。ウィリアムのキレるシーンで萌えまくり、天然王子のハキムに愛が止まらず、その取り巻きのハキムガールズにさらなる愛を感じます。そしてケリー、ドロテア、ウィリアムママの最強年増軍団の魅力がコロニーレーザー級です。恋愛メインの作品は苦手なので敬遠していたのですが、もっと早く手に取るべきでした。
 ゆったり系では「花よりも花の如く」も強烈に良いというわけではないものの、じんわりと良い作品でした。
 変わりどころでは明智祥(漢字違ったかも?)の一連の作品も面白かったですね。どこが…といわれると難しいのですが、行間ならぬコマ間に流れる絶妙にシュールな空気が…あ、この作家の作品は多分今普通には手に入りませんのでご注意。
 それ以外では去年から引き続き読んでいる鋼の錬金術師や蟲師は良かったです。デスノ、鰤、新・花のあすか組!(笑)、BECK、GUNDAM THE ORIGIN、バガボンド、20世紀少年、あたりはまあ普通に楽しめました。「PEACE MAKER鐡」は新刊出ませんねぇ〜。正直、「新撰組!」でおなかいっぱいになってしまったので、これから出しても厳しいでしょうね。鉄は熱いうちに打て、と……
 あとは「OZ」や「キララのキ」など再発モノが多くて、新しい作家や作品に出会う機会が少ない年でした。
 逆に失速したなーと思うのは繁多(大笑)今に始まったことではないですが…(ていうか逆に暴走?)多重人格探偵サイコもいい加減ウザいですね。「のだめカンタービレ」も後半ダルダルになるのはこの作家のお約束とはいえ…どうなのパリ編、みたいな感じですね。1巻だけ買った「Soul Eater」は金返してほしいです。
■アニメ
 出た年とか関係なく言わせてもらうならば、「戦闘妖精雪風」と「ヒートガイジェイ」「十二国記(特に39話)」は引越し当初家にテレビがなかったこともあり、何度も見返しました。見た回数ランキングで言えばこれらがトップ間違いないです。
 ハガレンアニメは世間的な盛り上がりもさることながら、最後までなんとかテンションを保って終わったのが自分的にはかなり評価してます。ただやっぱストーリー面となると原作に譲らざるを得ないでしょうね。
 で、平日早い時間は仕事で見れないし、深夜は録画機がないのでアニメは辛い日々だったのですが、ブロードバンド配信という手を覚えてからハマったのが「岩窟王」です。まだ4話までしか見てないので総合的な評価は控えたいと思いますが、少なくともビジュアル面では世界観を徹底的に作りこんで贅沢にやってる(労働力や納期をケチらない)感じが滲み出ていてそれがすばらしいと思います。
■音楽
 金欠のため全然CD買いませんでした。
 mansunの幻の4thアルバムはmansunらしさが出ていて私は好きでした。
 去年教えていただいたmaeのdestination: beautifuloceanlaneのon my way back homeと並んで最ヘビーローテーションでした。
 今年は「作品として良質の音楽」というよりも、「さー頑張って仕事行くぞ」みたいな気になれるメロディーがキレイで聞きやすい音楽ばかり聴いていたような気がします。そういう点ではmaeとoceanlaneは大ヒットでした。余談ですがoceanlaneがstillsの前座で登場したとき、彼らを知っている人(で且つoceanlane好きな人)は数人しかいないようでしたが、その数人の中のウザいくらいはしゃいでいたのは私です。周りの方スミマセンでした。
 フジロックに行ったのは正解でした。シャーラタとkeaneとash聴けただけで行った甲斐ありました。
 来年は1月そうそうにashとtortoiseのライブに行ってきます。ash平日だけど大丈夫かな…
■その他
 書籍はこれまで日本文学とミステリー中心だったのがSFづいてきました。
 神林長平の「戦闘妖精雪風」の原作本「戦闘妖精・雪風<改>」「グッドラック – 戦闘妖精・雪風」は良かったですね。アニメは戦闘機のカッコ良さとかOPの音楽のカッコよさとか中田譲治と堺雅人の声のセクシーさとかで十分楽しめる(っていうか話の筋はとても追いづらい)のですが、原作本は清く正しいSFとして非常に読み応えがあります。
 清く正しいSF…かはわかりませんが、サイエンス・フィクションでありながら人間の根源的問題に正面から取り組んだ感動作としてコニー・ウィリス「航路」は外せないです。文庫化してお求め易くなったので是非。
 演劇・映画はあんまり見てないうえに記憶が…相対化できないので評価は控えます。
 ゲームはマニアクスアバチュしかやってないというアトラス信者っぷりですが、アバチュをやってマニアクスがいかに優れた作品だったかがわかりました。マニアクス再発されるそうです。
アバチュにもこれまでのメガテンになかったいいところはいくつかあるし、来年発売の2でシナリオの中途半端さも補完されると信じているのですが、それでも悪魔合体がないと敵キャラとして出てくる悪魔になかなか親近感を抱けないです。敵に親近感を抱いてこそのメガテンだと思うし、いろいろな人の生き様が交錯し、それぞれの正義がだんだん別の道へ分かれていってしまう過程→マルチエンディングみたいな基本構造は壊しちゃだめかなーと思いました。
では、よいお年を!

6 Responses to “2004年まとめ”

  1. れんぎょう Says:

    あけましておめでとうございます。
    BBSにお見舞いありがとうございます(笑)
    2004年は「エマ」との出会いでした!
    あー、ウィリアムとエマの行く末が気になるよう。
    15日になると本屋さんでコミックビームを立読みしてしまいます(買おうよ)
    アニメは楽しみなような不安なような。
    映画は「真珠の首飾の少女」しか見てないです(汗)
    他にもよいものはあった気がするのだけど、元になった小説まで読んだ映画作品て、「太陽の帝国」以来だったので。
    フェルメールの素晴らしさを再発見させてもらった映画でした。
    音楽はあまり聴いてなかった_| ̄|○
    小説も、恩田陸と梨木香歩を読んだ程度・・・。
    今年の願望としまして、映画の「オペラ座の怪人」と劇団四季の「オペラ座の怪人」を両方観たいなあと思っています。

  2. ナナミ Says:

    明けましておめでとうございます〜。魔城ミッションクリアもおめでとうです(笑)
    勇者レベルが上がった今年はもう恐いものはありませんね!着々と経験値稼ぎを進めてくださいませ(笑)
    今年もよろしくお願い致します。

  3. psi Says:

    >れんぎょうさん
    あけましておめでとうございます!
    短いネット時間の合間をぬってご来訪いただき恐縮の極みです(笑)
    ゆっくり養生してください!
    エマいいですよね。ビーム立ち読みしちゃってますか!
    私はまだそこまではいってませんが来月あたりからしそうです…
    好きな作品がアニメ化されるときはいつも期待半分、不安半分です。ウィリアムの妹の声は珠晶の声の人がいいなーと思ったり。
    「真珠の首飾の少女」は私は逆にトレーラー見てオモシロそうだなと思いつつも、フェルメールあんまり詳しくないので映画の良さがわからないかも? と思ってパスしてしまいました。れんぎょうさんは絵画詳しくて尊敬します。
    「オペラ座の怪人」は電通の友達に割引とか頼めないかなぁ〜と画策してます(笑)四季はいつも席の高さに挫折するので…
    >ナナミさん
    明けましておめでとうございます!
    おかげさまで冬コミクリアしました! 今度はゆっくり買い物してみたいですね。(次も行く気か!)
    ナナミさんも夏は本出されたりするのでしょうか?

  4. れんぎょう Says:

    あー、まちがえました
    「真珠の耳飾り・・・」じゃないか・・・_| ̄|○
    首飾と耳飾りじゃ大違いです。
    あの映画は、フェルメールの、題材になった絵さえみたことがあればOKだと思います。
    映画を観てから、いろいろ調べるのもおもしろいです。
    電通にお友達がいるですか!
    ぜひともチケットもらってください。
    高いよね、ホント・・・。

  5. psi Says:

    >首飾り
    何の疑問も持たずスルーしてました…ハハハ。
    頭では分かってるんですけどね。
    そもそもあの絵、耳飾はしてるけど首飾りしてましたっけ?
    >映画を観てから、いろいろ調べるのもおもしろいです。
    確かにその通りだと思います!
    件の友達に昨日会ったのに聞くの忘れました…orz

  6. in/flux Says:

    2009年下半期コミックレビュー

    引っ越し前は荷物を増やさないように買い控えていたのですが、今年後半に買った漫画を…

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