GATCHAMAN CROWDS

ガッチャマンクラウズは、ガッチャマンたちが暮らす部屋が妙に作りこまれていることでも評価されているみたいなんだけど、psiも彼らの部屋の中で毎回妙に気になる物がある。

空気清浄機だ。

それも、インテリアとアロマポットを兼ねた、みたいな小さくて可愛らしいやつではなく、ビジネスホテルのレディースルームに置かれているような、ガチのやつ。
アレルギーの子供がいるでなし(うつつはアレルギー顔だが……)、ペットがいるでなし(…パイパイは……)、若者が住む部屋には珍しい部類のものだと思う。それを、敢えて、アニメーションの設定として盛り込んでわざわざ毎回描き込んでいるということは、何らかの意図があるはずだ。
意図、といってしまうと大げさだけど、ハジメにしろ、スガネにしろ、ODにしろ、みな綺麗好きで、シャツにはちゃんとアイロンをかけるタイプだ。その清廉さのモチーフとして、使われていると考えて差し支えあるまい。
ここではヒーローは清廉で潔癖で、美しいものや可愛いものを愛で、部屋も空気も身なりも綺麗にしておくことを好むものとして定義されている。
そういう意味では、ハジメも先輩のガッチャマンと変わらない。
ハジメがガッチャマンに合流した様子は、psiには、古き良き日本型企業戦士的な、リスクを最小化することに長けた優等生のところに、外資系企業のリスクテイクできる優等生がやってきて、慌てて日本企業がグローバル化グローバル化言っているふうにしか見えない。どっちも結局優等生だ。

ハジメは人間の弱さを許容する。
ハジメは自分が道化になることを恐れない。

だがその結果志向するのは結局「可愛さ」「きれいさ」「優しさ」「愛情」「正義」つまりはポジティブななにかを生み出すためだ。
当たり前?
そうかもしれない。でも、psiにはすべての寄り道もジェネラルな考え方も最終的に生産性とかビジネス目標とかに帰結させようとする資本主義モンスターと何が違うのかわからない。

まあ、いい。
別にそれはどっちでもいい。
問題は、ハジメが優等生「ぶって」いるわけではないということだ。
かわいいかわいい言う自分が可愛いと思われてんじゃないかと勘違いしているようなバカでも、これまでの因習を打ち破っている俺カッコイイ、みたいなアホでもないということだ。
「かわいい」を志向することはもちろん、自分以外の人間をリアルに捉えて、それぞれの人生があることをキチンと認識した上で、どんな人間もラベリングしない、ジェネラルな思考。
俄には打ち破れない壁を超えるために、恐れずリスクテイクする勇気と決断力。
そういう性質は、ハジメの根幹とちゃんとベクトルが一致している。
平たく言えば、素でやっている。
そこに葛藤はない。

そこで、思い出してほしい。
まだ名前の出てきていないガッチャマンのことを。
浪k……もとい、ジョーである。

東大出身なのに皆と同じ官僚になったりしないで自分の正義を追い求めている俺、カッコイイ!
子どもと小動物とオネエしかいないヒーローの中、オトナの男、オレ! タバコも酒もオシャレに嗜むぜ!

まあ、ここまでDQNではないにしても、こういう要素はジョーの中に確実にある。

タバコ吸うやつだって、空気清浄機常備の人間とお互いに尊重しあってやっていける。
でも、じゃあ、地球が滅ぶって瀬戸際に、「ジョーさんのことは好きだし尊敬しています。タバコさえ吸わなければ完璧ですね!」って思っている人と一緒にいたいか。

そう考えると、カッツェに負けたショック云々を置いておいても、ジョーはもうあの「ガッチャンネル!」とか言うノリに毒された……いや、完全に清浄化された空気の中には戻ってこない気がする。あれは、腐海の底だよ。

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One Response to “【ガッチャマンクラウズ】空気清浄機とジョー”

  1. psi Says:

    これ書いた翌週にしれっとジョーが戻ってきたので刹那五月雨撃ちです。orz

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