なにそれこわい

木曜日, 01. 27. 2011  –  Category: Featured, 日常

今どきの幼児:2割近くがiPhone操作可能 | WIRED VISION

 今日丁度職場の先輩の息子さん(2歳)が、自分でiPod touchの壁紙をどこかからとってきて設定変更していたという話をしていたのでまあ、そうなんだろう。
職場では「神童ですね」とか「何という英才教育! SEになるために生まれてきたかのようです」などと盛り上がっていました。
 psiも2歳の頃は父親制作のマイコンのキーボードを操り、父親の会社(ゼネコン設計部)では神童呼ばわりされていたようなのですが、今やこんなダメ人間(※)なのであまりあてにはなりません。
 とはいえ、英語とか関係なくタッチで操作できるインターフェースは知育玩具としては非常に優れているだろうことは素人目にも明らかです。もうちょい廉価に作れればこどもちゃれんじとかが付録に付けるレベルです。
 しかし、その先輩はご自分のiPhoneも持っていてですね。つまりそのiPod touchは息子さん用に買い与えられたものなわけです。さすがに電話機能はいらんだろうと。いくら知育玩具として優秀でも過剰投資じゃないかとか思うわけですが、優秀なその先輩がそんな可能性に思い至らないわけはなく、それでもなお、買おうと判断したわけです。
 つまり何が言いたいかというと、psiなんかがイメージで適当に「過剰投資じゃね?」と思うのと、実際に自分の子供の話なのとでは切実度が違うわけですよ。それで一人の人間の人生が左右されるわけですよ。そこを真面目に考えだしたら、自分でも、たとえちょっとばかり過剰投資でも、選択肢を少しでも多く残して置きたいという判断になるかもしれないです。
 そんな判断をこれから数十年し続けなければならないと思うとクラクラするのでpsiは子供作りません。
 社会的責任とかそういうので後ろめたく思わないこともないですが、こんな奴がふらっと子供作った挙句、「もう無理!」とか言って自殺したりしたら余計に社会に迷惑です。

 で、話は変わって、知り合いが二度目の失踪をして1ヶ月になる。
 そんなに深い知り合いと言うわけではなく、数回一緒に飲んで、カメラとか写真の話を熱く語り合った程度である。彼(以後S君)は一昨年まで大学生で、わりとハイクラスのホテルでベルボーイのバイトをしていた。取り立てて男前というわけでもなく、どちらかと言うと地味な見た目だが、まあ、ホテルでバイトしていると言われて納得する、感じの良い、いわゆる好青年だった。

 なんだが、さすが今時の若者と言うべきか、でき婚するという。
 当時まだ学生だったし、周囲は一応「落ち着いて考えろ」とは言ったのだが、本人は責任感からか、もともと結婚するつもりだったからみたいな感じで考えを変えなかった。
 まあ、真面目そうだし、こんなご時世でも贅沢言わなければなんかしら就職口はあるだろうという程度の一流大学の学生だったし、psiの学生時代も親の脛を齧りまくって結婚しているカップルが何組もいたのでそんなに深刻な事とは思わなかった。
 ところが就職は決まらないままで、去年の初めに結婚し、春の終わり頃に子供が生まれた。S君は就職が決まらないことを気に病んでいるようだった。夏になり、S君は「ちょっと出てくる」と家を出たきり戻らなかった。
 家族は大騒ぎになり(何しろゼロ歳児と奥さんが家で途方に暮れている)、知り合いという知り合いに連絡が回った。
 このときは幸い、S君は数日で家に戻り、「(仕事が決まらない)プレッシャーで魔が差した。ご迷惑をおかけしました」と、まあ一時的な気の迷いでしたと平謝りして、周りも、まあこういう状況だし、本人も反省しているし今回は仕方ないかという感じで収まった。
 その時、「あんたの仕事が決まらなくても、あんたの両親も奥さんのご両親もご健在なんだし、泣きついてしまえば最悪、赤ん坊が死ぬことはないんだから、深刻に考え過ぎるな」と周囲が諭したのだが、あまり理解していなかったらしく、去年末に再び姿を消した。
 今回は二度目ということもあり、家族もそうそう知り合いに電話かけまくるというのも遠慮していたようなのだが、いなくなって数週間たつとなって、さすがに連絡を回し始めた。だが、いまだに見つからない。
 誰かがウソをついてかくまっているのでなければ、この冬の寒空、おいそれと野宿というわけにもいかないし、ネカフェ難民と言ってもそれなりに金がかかる。まず生きているのかが心配なレベルである。
 もちろん、別の女がいて転がり込んでるとか、ホームレスのおっちゃん達と仲良くやってるとか、ネット乞食的な生き方をしているとか、色々可能性はあるが、基本的に人に甘えることを能天気に受け入れられる人でないと、そういう生き方は難しい。そんなことが出来るくらいなら育児放棄して失踪などしないだろう。

 上手く人に甘えられないクセにそれで自分を追い込んで、耐えられなくなって逃げ出して、結果的に周囲により多くの迷惑をかけるというのは、当然困った人なんだが、psi的には共感する部分もある。psiにも、親に頼ればいいのにそれが出来なくて飛びだしちゃったりする素養はある気がする。
 でも、psiだったらまず結婚しないからね。結婚する前に逃げ出すからね。
 まずゴム二重にしてでも絶対出来ないようにするし、まあそのへん怖い女だったらそもそもしないし、っていうか付き合わないし。もうそれで妊娠するんだったら空気感染でpsiがチバユウスケの赤ん坊を受胎しても不思議がないってくらいにガードする。
 それでもできちゃったら堕胎を検討していただけるようにお願いするね。
 それも無理だったら金とか何とかで解決できないかしら。まあ、今回金がないから困っているわけですが、赤ん坊から逃げるよりは金を調達する方が楽そうだ。最悪、金すら払わず裸足で逃げ出すかもしれない。それでも、結婚してから逃げ出すよりは幾分マシだ。

 別にこの話は就業率がどうだとかワーキングプアがどうとかそういう事が言いたくて出してきたわけじゃない。
 あらゆる社会的な事から背を向けてうずくまっている中年モラトリアムのpsiが思う事はただ、S君が死んでたらヘコむなぁ、ということと、でも本人的には死んだ方が幸せなのかなぁ、とか、奥さん災難だなぁ、とか、最終的にはやっぱり赤ん坊って怖いなぁと。絶対子供作らんとこと。
 ダメな結論が導かれました。

※「DOS/VとMS-DOSって何が違うの?」とか、「PC/AT互換機ってなに?」とかいう疑問に対し、父親は「自分で調べなさい」としか言ってくれず、家にある技術書はレベルが高すぎて分からず、コンピュータが吐き出すメッセージは英語で分からないし、そのうちインターネットが出来た後も日本語の入門レベルの情報なんてほとんどなかったし、うろうろしていると電話代がどんどん嵩んで、調べものなんてできなかった。あの時の疑問を追及していたら、その件の当事者である今の会社でもう少しデカい顔ができたかもしれないが、今や全然仕事できない使えない子です……

2 Responses to “なにそれこわい”

  1. れんぎょう Says:

    そんなに怖いもんでもないのですけどねぇ。赤ちゃん。
    まして、結婚する気持ちがあった相手との結婚でしょう?
    たとえデキ婚だったとしても、多少早まっただけ、とも思えるのだけど。

    人間死ぬ気になればどんな仕事もできるしあるはずだし。

    とにかく早く見つかるといいですね。
    子どもがあとで、自分のせいで父親がいなくなったんだなんて、思わないといいなぁ・・・。

    あ、お久しぶりでございます(´∀`)

  2. psi Says:

    ご無沙汰しております~

    > 子どもがあとで、自分のせいで父親がいなくなったんだなんて、思わないといいなぁ・・・。

    まさにそこが一番問題ですね。子供には何の罪もないので。

    なんだかんだ言って、「死ぬ気になれば」っていう覚悟までは出来てなくて、なんとなく「このくらい頑張ればなんとかなるはず」っていう想定があったんだけど、それとかけ離れてたのかなと。
    ちゃんと仕事があって父親と母親そろってたって、子供一人育てるって相当だと思います。多くの親達は愛ゆえにそこを乗り越えてるんだと思いますが……

    まあ、はなっから全力で逃げ出している私が何を言ってもアレですけどね。

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