- α
- 多島斗志之が自殺を前提に失踪だそうな。
- ω
- 目を患ってたんだね。知らなかった。
- α
- 多島斗志之、小学校の頃ハマったよなぁ。「密約幻書」「龍の議定書(プロトコル)」「CIA桂離宮作戦」「バード・ウォーズ―アメリカ情報部の奇略」「ソ連謀略計画(シベリア・プラン)を撃て」とか、「聖夜の越境者」とかな。ちょっと毛色がちがうけど「クリスマス黙示録」も読んだな。でも冷戦終結以降全然作風違うのな。
- ω
- そうそう。幼い頃のpsiはCIAだのKGBだのMI6だのが大好きだったのですよ。父親の本棚から情報戦系の岩波新書をパクってきて読み漁ったよ。
- α
- フリーメーソン系のトンデモ本も結構読んだよね。冷戦時代の子供らしいわー。でも、MI6って俗称らしいよ。
- ω
- 知ってるよ、SISでしょ。
- α
- MI5はMI5のままなのかな
- ω
- SSっていうらしいよ(今調べた)。ナチみたいだね。
- α
- 基本的には情報戦が好きなんだけど、実行部隊もいてくんないと困るのよ。
- ω
- 困るのよ、って、psiの好みの話だろうが。
- α
- そうだけどさ。映画とかだとCIAの人は何でも屋的な感じでドンパチも情報戦もやるけど、実際はCIAの実行部隊はソレ用の部署があるわけで、皆が暗殺やったりドンパチやってるわけじゃないわけですよ。CIAの隠語が「カンパニー」っていうのは有名な話だけど、その実行部隊にも隠語があって、確か行動部とかっていうんだよ(※)。それをなんかの本で読んで、「やべぇ、渋ィ」と思って中学生のとき書いた近未来風異世界スパイ小説にCIA特殊作戦部をモデルにした「セルヴィス・ダクション」って部隊を出したんだよね。
- ω
- 子供はそういう隠語とかワクワクしちゃうからね。
- α
- そういうワクワクもさることながら、多島斗志之は最後のどんでん返しが鮮やかなのよ。
- ω
- 今読んだらしょぼいのかもしれないけど、小学生的には「すげぇ!」と思ったんだよね。
- α
- 二重三重スパイ落ちとかね。
- ω
- あったね。
- α
- ただ、当時謎だったのは、どの作品も必ず何の必然性もなくエログロな拷問自白シーンがでてくるところだ。
- ω
- あればサービスシーンのつもりなのかねぇ。自白剤使えば一発じゃんと思うんだけど、なぜかエログロ。局部に電極突っ込んで云々とかを必要以上に描写細かく。
- α
- ようやく「女子にはお土産付き」の保健の授業とかの年齢でそんなもの読まされても。
- ω
- 読まされてもって、自分で読んだんじゃん。
- α
- 若干トラウマ気味ですよ。でもまあ、おかげでその後他の人の作品読んでもちょっとやそっとのエロシーンでは動じなくなった(笑)
- ω
- 冷戦終わってからは普通のミステリー作家として時々名前を見かけたけど、本は読んでなかったなぁ
- α
- 普通のミステリーじゃ拷問自白シーン書きづらいだろうに。
- ω
- 最近は無垢なな小学生の歪んだ性教育に貢献してなかったのか。
- α
- まあ、とはいえ、無事だと良いですな。
- ω
- うーん、まあね。でも、作家で目が見えなくなるとか、安易に口を挟める辛さじゃない気がするな。
- α
- psiが同じ立場でも失踪したくなるだろうね。
※今ググっても全然出てこないので「行動部」というのはpsiの記憶違いかも。でもなんか隠語が書いてあったのよ、その本に。
クリスマス黙示録(双葉文庫)
双葉社 2009-12-10 |
Tags: book
2 Responses to “冷戦キッズのトラウマ”
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12月 26th, 2009 at 4:35 PM
КГБ(カーゲーベー)本部前なら行ったことあります。すっかり観光地です。ううう。
私は残念ながら読んだことがない作家さんだったのでいまいちピンと来ないのですが、辛さは他人には推し量ることもできませんが、周囲の人の辛さを思うと見つかって欲しいと思ってしまうのはご本人には迷惑な話なのでしょうか・・・
ていうかそんなエログロシーンのある本を小学生が読んではいけませんよwww
12月 30th, 2009 at 2:12 AM
>КГБ(カーゲーベー)本部前なら行ったことあります。
すげえ! うらやましいです。
まあ、れんぎょうさんが拉致られたりしなくて良かったですが。。。
ていうか、ロシアの偉い政治家とか普通に元KGBで面白くないです。もっと隠れてくれないと!(何を夢見ているのか)
全然スパイ小説じゃないですが、多島斗志之は「症例A」とかが評価高いみたいです。最初の方ちょっと立ち読みしてみたら面白そうだったので今度読んでみます。
>周囲の人の辛さを思うと見つかって欲しい
この手の問題は本人と周囲と両方の意志があるので難しいっすね。psiは失踪されたら悲しい家族とかいないので本人の意志により共感してしまうのかもです。