ペルソナ4
ペルソナ4アトラス 2008-07-10 売り上げランキング : 22 おすすめ平均 |
某レイヤーさんのサイトで「今度ペヨンやるよ」「ペヨン楽しみ」って日記に書いてあって
「なんで今更ペ・ヨンジュン……? まぁ、確かに似てるけど」
と思っていたら「ペルソナ4」→「ペルソナよん」→「ペヨン」だったのね。
そのあと佐々木敦のエクス・ポ日記みてたら第四回エクス・ポ ナイトについて「ポ4来てください」って書いてあったので、
「ポ4……ポよん……ぽよん、ぽよん……」
となんだか幸せな気分になりました。
さてさて、ゲームも一週目クリアしたところなので、感想をば。
P3より良いです。
- システム周りが細かく改善
- コミュのイラっと感が軽減
- ストーリーが大幅改善
基本システムからシャドウから完全P3の使いまわしで商業主義!とか文句をつけようと思えばできるんですが、まあ、そこまでペルソナシリーズに期待してませんので。真・メガテニストとしては。
1. に関しては操作性が大分改善されたと思います。とはいってもアトラス作品の操作性は他社作品に比べてもともとよく考えられているので、ショボいと言っても真3とかと比較するとってレベルなんですが。
2. は特定のペルソナのペルソナ合体を解禁するためにはコミュMAXする必要があるのに、P3でコミュMAXにしようとすると女キャラのコミュは告白とかしなくちゃいけなくて「それなんてギャルゲー!?」と大変萎えたのでありますが、今回は別にどの女キャラとも恋人同士にならなくても良いのでそれほどイライラせずにすみました。ただ、あの演劇部の女が果てしなくムカつきますが。おかげで太陽コミュが最後までRANK4のままでした。
某攻略サイトで12/22までに禍津稲羽市クリアしないとクリスマスイベント発生しないと書いてあったので12/19にクリアしたんですがクリスマスイベント発生せず。。。orz 男三人ロンリークリスマスナイト大作戦が。。。。
3. P3の最大の気に食わないポイントは局所的に漂う中二病臭だったわけです。あの首に長いの巻いてる彼とか、ゴスい女とか、その仲間とか。まあ、高校生が主人公である以上、ある程度のイタさがあってこその青春でありリアリティなんですが、そこをそのまんま放置されると、ねぇ? な感じなわけです。P4ではそういうあからさまにイタい人はおらず、強いて言うならラスボスの彼なんですが、でも彼の造形をできるところがアトラスだとすごくすごく思います。アトラス以外にアイツを描ける会社はありません。あと、生田目も何気に難しいと思います。
ラスボスとか、生田目とか、堂島とか、学校の教師陣とか、これらを説得力を持って描き、「大人の視点」をちゃんと入れたところがP3からの最大の進歩だと思います。
ラスボスがねぇ、言うんですよ。「ボクは(理想論を語る)君らと違って経験でモノを言ってるんだよ、実際にそうだったんだって」って。そうなんだよね。実際にそうなんだよ。しかも大人ってのは実際に経験してしまったがゆえにそれが正しいと思ってしまいがち。いや、たいていの場合実際に大人の方が正しいんだけど(あるいは現実解として正解なんだけど)、高校生の間は正しくなくてもそこへ投企するってことが重要だったりするわけで。だからどっちが正しいとかじゃないんだけど、オッサン、オバサンが独善に陥るのってそこを忘れて自分の経験にしがみついちゃったりするせいなんだよね。だから醜い。
P4ではそういう「青臭さに対するアンチ」をきちんと丁寧に描くことで逆に「青少年推薦図書」的なメッセージに説得力を持たせた。いや、マジもし私みたいに斜に構えて中高生の時間を無為に過ごしている少年少女がいたら、P4やって更生してほしい。
ペルソナシリーズって青少年にありがちな隙あらば精神世界とかについて語りたいみたいな、ソウルメイトとか作りたがりなアレかと中学生の頃は「ケッ」と思ってたんですが、P4やってみるとこれ割とプラグマティックに会社のキャリア育成研修とかでやる自己分析技法にのっとってるんだよね。今からそんな訓練してんのかこの高校生たち。
ちなみに真EDは思わせぶりに登場して伏線ぽい情報もばら撒かれていた割に何のイベントもなくて気になっていたガ●タのバイトネタがちゃんと回収されてよかったのですが、「人の子よ」とか言って急に話がメガテンらしくなったので「どうした!?」とちょっと違和感(笑)
葛葉ライドウ対アバドン王
デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus(真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション同梱)アトラス 2008-10-23 売り上げランキング : 1 おすすめ平均 |
どうでもいいですが公式サイトのドメイン名が気になる。
さて、ペルソナもいいですが金子悪魔が見たい! ということでライドウですよ。
悪魔交渉も復活したようで喜ばしいことです。
ライドウ君は今回も巨こ……なんでもないです。
前回は真2とのリンクがずいぶん感じられたアレでしたが、今回は真3マニアクスのライドウ版(ダンテ→ライドウに変更。ライドウサンシャインから飛び降りたりすんのか?アマラ深界で追いかけっこしたりとか?)が同梱されるということで真3とリンクしたストーリーも期待できそうです。
まあ、リンクどころか真4早く出してくれって話なんですが。
P4の声優
# P4の声優について語り忘れたので追記。
森久保祥太郎@花村陽介がMVP。花村に限らず台詞が全体的に一か月くらいファーストフード店に張り込んだんじゃないかってくらい絶妙な匙加減で素晴らしいんだけど、「この演技じゃなかったら残念な感じになりかねない」ってセリフもジャストニュアンスを出してた。これまで名脇役的イメージがあった森久保氏ですが、今回完全に主役だね!(違います)
主役と言えば主人公は浪川大輔なんだけども、psiは当然真・メガテニストとして「主人公は喋ってはならぬ委員会」に所属しているわけなんです。
「今後も神の千年王国の実現のため、力を貸してくれるな?」
はい
>いいえ
的なアレで十分なんですよ。でも今回ばかりは思ったね。
浪川大輔キャスティングしておいて、台詞が「ペ・ル・ソ・ナ…っ!」とか「イザナギっ!」とか「ぐはっ!」とかだけってどうなのこれ。もったいな過ぎねぇ?
一見もったいないと見せかけて名キャスティングだったのが勝平氏のクマ。
クマクマうざいハイテンショントークから人間バージョンの無駄にウザい王子トークまで(結局ウザいんかい)、これは山口勝平にしかカバーできなかった領域ですなぁ。最近L@デスノといい、ますます役の幅が広がっているようで驚愕至極であります。
そのほかにも釘宮&朴璐美のハガレンコンビやセキトモ、堀江由衣、小清水亜美、石塚運昇など豪華声優陣をとりそろえておりますです。
天城雪子は小清水亜美の低テンションボケ&突っ込みがなかったらpsi的好きな女キャラ一位にはならなかった気がするなぁ。最近知ったけど好きな役多いし(ホロとかカレンとか)、注目かも。まあ、自分が男だったら千枝ちゃんに行くけどね。
あ、好きなキャラ男一位は花村ですよ、もちろん。巽完二と見せかけて。巽完二はシンパシーは感じるけどね。同士っていうか。漢に憧れてる側じゃん。花村の微妙かつ絶妙な笑いのセンスと気遣いは超高校生レベルですよ。アレでモテないはずがないんだが、高校生の女とかあの良さがまだわかんねーんだろな。。。