戦場のヴァルキュリア

金曜日, 05. 16. 2008  –  Category: Review

思ったよりもストーリーがベタベタでびっくりした。聞いてないのに語りだす説明調のセリフとか多いし。。。
自然科学を専攻する主人公ならではの自然を利用した奇策とか書いてあったから我らがヘタレ愛好家のアイドルマスターキートンみたいなあれかと期待したのですがてんで大したことない作戦だったし。
中学生以来アトラス作品以外やったことない(……うそだ、友達にロマサガとクロノトリガーと聖剣伝説は借りてやったわ)アトラス信者なので、あまり気付かなかったんだけど、最近別のゲームをやってようやく気付いた。
アトラス作品の一番いいところはセリフだ!
他社作品は大抵セリフで萎える。アトラスも外してて笑えるセリフはあるけど萎えたことはない。そのうえ誤字脱字とかあった日にはもう。
あとフルボイスの作品は字幕を必ずつけて、スキップできるようにしておくべきだ。どんなセクシー声優をキャスティングしてもこれ必須。
でもまあ全体的に奇をてらわずに素直に真面目に作った感じがして好感が持てます。
好感つーか、笑えるつーか。。。
イベント中だろうが戦闘中に無線に入ってくるノイズ音声(「俺、この戦争が終わったら故郷に帰ろうと思うんだ」など)だろうが三分に一回くらい「言っちゃダメーー! それ死亡フラグ!」と叫ばなければならず大変です。
FEZでも死亡フラグ喚きながら戦場を走り回ってる団体がいたなあそういえば。
あと、戦車が面白い。
正確に言うと戦車に乗ってる主人公であり小隊の指揮官ウェルキンが面白い。
戦車で移動中、APを節約するため目的地点まで直線移動しようとすると味方を轢殺す羽目になることがしばしばあるんだけど、別に味方は戦車に轢かれてもダメージ受けないのでかまわずひき逃げしようとするわけです。
すると歩兵は「キャアッッーー!」とか「うおああああっー!」とか叫んで跳ね飛ばされるんだけど、そうすると戦車上のウェルキン、
「ああー、やっぱり自然はいいなぁ」
な ん だ そ れ !
なんか自然に囲まれてなごんでステータスアップしてやがります。
部下を轢殺しておいてそののほほんとした声……本物です。こいつ、本物です。
そして帝国軍のガリア侵攻部隊の総司令官マクリミリアン閣下はあからさまにル○ーシュです。えー、このルックスだったらCVは堀川亮だろう。傍らに背の高い赤毛の副官とかいるだろう。
一応帝国の王子なので殿下とか呼ばれてますが準皇太子なので皇位継承権は一番じゃないみたいですね。ヨーロッパ全土をこの手にするとか言ってて帝国を手に入れる気満々です。しかし自分自身は戦車に乗ってウェルキンと戦って負けます。側近の女のほうがバカ強です。そして中の人は福山潤です。
これだけでもあからさまにルル○シュなのですが、戦ヴァル(戦メリ風に略してみました)では「オーダー」というものがあります。小隊の指揮官であるウェルキンや敵の指揮官達は自ら前線に出てきているときは兵達に「オーダー」という命令を与えることができます。たとえば「一斉防御」という「オーダー」を発令すると歩兵全員の防御力が上がります。「全力損傷」だと対機甲攻撃力がアップとか。
で、これをマクシミリアン・ド・ブリタニア(違います)が使うわけです。
「オーダー発令! 『全力回避』!」
遺跡で戦ってる最中にビール吹きました。
「マクシミリアンが命ずる! 総員、全力で回避せよ! 余の命をよく全うせよ!」
真夜中に大笑いです。
もうちょっとオレンジな感じのオーダーがあると完璧だったのですが。
アクションシミュレーションゲームなのですが、アクションは苦手のpsiにも何とかついていけるので喜ばしいです。照準合わせてる間は敵が撃ってこないのが嬉しい。シミュレーションなのである程度頭も使うし、難易度もクリアできないほどじゃないけど戦争終わったときの評価が結構厳しいという丁度よさです。
レベル上げ&お金稼ぎをそんなに一生懸命しなくても良いのもいいですね。
これでロード時間がもうちょっと短ければ文句ないのだが。。。長過ぎだよ。待ってる間に煙草一本吸える勢いだ。

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One Response to “戦場のヴァルキュリア”

  1. in/flux Says:

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