サマソニ'06二日目
月曜日, 08. 14. 2006 – Category: Review
All American rejectsとCopelandがまるかぶりじゃんー!
と、文句を言っていたくせに、PE’Zが見られなかったどころかCopelandにも遅刻した。ダメっ子だー。
でも、Copelandに行こうとしたらBEACHステージは規制かかってたので、PE’Zは間に合ってたとしても混みこみか入場できなかったぽい。
Copeland。屋外ステージだとどうしても音が発散してしまうため、クアトロでのライブに比べると音が薄い感は否めないのですが、あのボーカルとメロディだけでも十分に行けますな。欲をいえばislandではなくbeachで聞きたかったか。
SPARTA LOCALS。去年のナノフェス以来ですが予想通りよかったですな。ステージ前の一団が揃って全く同じ動きをしているのが恐かったですが、まあ、国内バンドの宿命なので多くは言うまい。それよりも、後ろの方の客が棒立ちじゃなくてアホ踊りをしている人が結構いたからよし。アホ踊りをする客が多いバンドはいいバンドです(psi的バンド鑑定法)。
ただ、去年のナノフェスでTEARSか?とか思ったくらい、ねっとりポップロックがあってみたりとか、色々曲のバリエーションがあったと思ったんだけど、ダンシング・クイーン(だったかな?)が若干それっぽかった以外、割とどの曲も同じっぽかったのが残念。
KOOKS。KOOOOOOOKS!!
去年ロンドンでSubwaysの前座の前座をしていたのがウソのような盛り上がりぶり。
年初くらいに単独公演で来日してるけどさー。いつの間にこんな人気に!?
かく言う私もボーカルの人の力量には注目しているので、前のほうへ。
たしかロンドンのライブレポートではボーカルのカリスマ性と技量はすごいけど、曲の完成度と演奏力はDepartureに比べると、的なことを書いたと思いますが、今回は比較対象がないせいか、それとも成長したのか、その辺りの物足りなさも全く感じさせず、スパらしいステージ。昨日の筋肉痛がひどい事になっているにもかかわらずまた暴れまくってしまいました。
ほんとこのボーカルは凄い。なんか、復活したときのリチャード・アシュクロフトとか、急上昇時のリアムとか、そういうオーラを感じる。
メシを食っていなかったのでまたお好み焼きを食う。
いや、他にも色々アジア屋台あるだろうと思うのですが、なんかやっぱ日本の味だよねー。
同じ店で買ったけど、昨日の方がふわふわしてた気がする。まあいいけど。
Arctic Monkeysに戻ると、入場規制。
またかよ! 今回のサマソニはどう考えても動員数とステージのキャパを見積もり間違っている。
べつにArctic Monkeysは近頃の若者の話題についていきたかっただけなので、規制かかっている時点で観るのはやめて一服してからBUCK-TICKにそなえてSONICステージへ。
どうでもいいがauのケータイ(ソニエリ)は「ばくちく」→「BUCK-TICK」を一発変換だ。
SONICステージは遅れが発生しているらしく、もう中盤かと思っていたAFIがおもむろに始まった。
ほわー。なんかメタルだー。
つーか筋肉痛さえなければこういうので暴れるのは楽しいよなー。と大暴れしている人たちを眺めながら一休み。爆音の中でも寝れます。
「6/9」というタイトル名を口にだすのが微妙に憚られるウブな高校生時代をすごしたpsi達的にはBUCK-TICKは観なきゃダメだろう。怒られるだろう。今日は朝から快晴なのに暑苦しそうな黒服きているオネエサマがいるような気がするのは気のせいだろう。
と思っていたのに、ドラムとベースはビーチのバンド(BIG STRIDES)が思いのほか良いとかでバクチクドタキャン。櫻井さんに呪われるぞ!
会場内に徐々に満ちてくる微妙な空気。
前後をAFIとTOOLに挟まれてますからねー。まあ、DJ SHADOWとMASSIVEに挟まれたら目も当てられないでしょうが……
私のような、別にファンじゃなかったけど、青春時代に同年代の音楽ファンを支配していたカリスマの姿を拝みたいというような人たちや、リアルに悪の華だった方々とか(だけどどこをどう間違ったのか今はヒッピーファッション)、未だに引きずっている人とか。
リアル黒服だったキーボードに見せてやりたいなぁー。
ようやく始まる。
さすがキャリアが長いだけあって、演奏力やアレンジはソツが無い感じ。
曲のクオリティだって決して低くは無いはずなんだけど、もうなんかこうお耽美な時点で既にクソ懐かしい空気を発生させてしまうのはどうしようも避け難い。
まあただ、同様にお耽美だった様々なバンドが消えていった中、未だにサマソニなどに出演可能にせしめているのはやはりひとえに櫻井敦司と今井寿というカリスマの力なのだと思う。うわ、ステージに寝っころがって歌う人なんて今日び中々居ないよ!と思いながらも、それを否定させないなんか有無を言わせない力。
さて、多分大丈夫とは思いながらも、DJ SHADOWが入場規制とかなったら本気で今日のメインはKOOKSか? みたいな感じなので、ちゃんと間に合うようにMountainステージにもどる。Muse? 誰それ。
客層がどう考えてもずっとK-Soundsで息を潜めていたとしか思えない。こんなクラブ仕様のおねえちゃん沢山いたっけ?
ガイジン率も高い。
DJ SHADOWもMASSIVEもダークで落ちるので、フェスのトリにはイマイチだなーと思っていたのですが、実際始まってみると案外カラダが動く。
中盤からゲストのMCなども入り、だんだんアッパーに。
ブッシュが水没するスクリーンに一同大興奮。
もうあとは大ダンス大会。私も半径2メートル、3メートルを縦横無尽に動き回る踊り狂いぶり。これまでのほかのアクトと違い、周りも同じくらい踊っているので、こっちも気兼ねなく踊れる。周囲の空気が気持ちよかった度でいったら今回トップかもしれない。
オーガンドナーでメチャメチャ盛り上がるってどういう神経だよオマエら(自分含め)。いやー、DJ影の曲でアガれるとは思いませんでした。最後はトム(Thom e. York)の声が入ってる曲でチルってオシマイ。
U.N.K.L.E.の曲とかなんかのコラボなのか、単なるサンプリングなのか良く分からん。トムの歌(メロディー)は激しく聞き覚えがあるのですが。Rabbit in your headlightsのような気もするが……
PSYENCE FICTION U.N.K.L.E. トイズファクトリー 1998-08-21 |
DJ Shadowで完全燃焼しすぎてMassiveに裂く体力が無かったので帰宅。