黒い!黒いよ、チョコレートより!?
水曜日, 07. 27. 2005 – Category: 日常
【小倉茂徳のF1解剖講座】フェラーリ、コンコルド協定更新合意の意味は!?
いやー、ルカ社長、黒い!
就任したばっかりのころは、「フェラーリは今度は美形で攻めてきたか…ま、雇われ社長だしな」と思ったくらい、美男子は美男子なんだけど、青二才(大佐!)感が拭えませんでしたが、いい感じにヨゴれてきました。
エンツォはもう、見た目からしてグローバル企業の社長よりイタリアンマフィアのドンにしか見えない風貌でしたが、フェラーリ・ファミリーを率いながらも愛息子の死を悼んで会社の製品(もちろんスポーツカー)に息子の名前をつけて売り出してしまうようなアツいところがあり、ソレがいかにもゴッドファーザーな感じだったわけですが。
ベルガーが在籍していた頃のフェラーリは「金だけは腐るほど持っているのになぜ勝てないのか」といわれていたわけです。まあ、ベルガーもアレジもよいドライバーではあるものの、シューミほどのドライバーではなかったというのは認めなければならないでしょう。しかしそれ以上に、金をかけても車はよくならなかったってのが一番悪いところ。エンジンがv10、v8にシフトしていった時代に一人v12で頑張ってた頑固さは好きですけどね。ホッケンハイムのストレートエンドとかサイコウだったよ。
で、腐るほど持ってる金をどう使ったらいいかルカ様考えた。
結果。
アホほどの契約金でミハエルを引き抜いた。
大 正 解。
ミハエルは彼自身がすばらしいドライバーだってのももちろんなんですが、マシンの開発能力が高い。
ベネトンじゃ開発しようにも資金的な限界があっただろうけど、フェラーリならそれもない。(言いすぎ?)
かくしてフェラーリはF1界の王者に返り咲いたと。
金にモノをいわせ、金で全てを解決する王者。黒いなぁ、いいなぁ。
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